4月から恋人が栄養の専門学校に通い始めました。
私の健康を守りたい、病気の進行を少しでも遅らせたいとの想いから。
今まで持続してきた生活スタイルを変えることは容易ではない。
そして何かを手に入れるには何かを犠牲にせざるを得ないことからは避けられない。
それでも今を変えていきたいという強い意志と覚悟を恋人から感じ、自分はなんて素敵な人に出会えたのだろうと僥倖に巡り合えたようなそんな気持ちになった。
(でも恋人は肺が二つあることを最近知ったのはここだけの話。二つあると知った途端強気になったのか「一つ肺をあげる!」と…苦笑)
恋人は元々料理のポテンシャルがあるので、そこに栄養の知識が備わったら鬼に金棒。
専門学校にはもちろん劣るけれど、私もネットや本で栄養について多少調べていて、身体の健康に関して食べ物の大切さを痛感しているので口に入れるものは昔に比べて大分変った。
そのおかげか、お腹の痛みの頻度が以前に比べて減ってきているような気もします。
人の身体の細胞が全て入れ替わるには7年かかるそう。
今の身体があるのはきっとほとんどが過去の7年間の結果だ。
LAMと診断される7年前、ちょうど社会人になりたて、初めての一人暮らしで生活はいっぱいいっぱい。ほぼ毎日お昼はコンビニ弁当、夜はマックだったりスナック菓子とお酒で済ませたりと食生活はボロボロで、過去の自分に会いに行って泣きながら訴えたいくらい。
だからこの結果は自業自得なのかもしれない。
LAMだと診断されてから約1年半が経つ。
その間、胸水や腹水による肺やお腹の痛みに悩まされながらも、お陰様で手術をするような大きな出来事はなく平穏に暮らしてきました。
それでも進行していくことは不変の事実で。
同じ患者さんでブログに書いてあった肺移植についての話。
「肺移植を受けるとこまで進行すると
呼吸苦から殺して欲しいと言われることがあると先生はいっていました。」
こんな言葉を聞いて何も思わない人はいないですよね。
LAM患者の誰もが抱える恐怖と不安と私も闘っていく。
いつかは迎えるであろう未来、もしかしたら避けられるかもしれない未来。
どちらに転んでも、「いま」を懸命に生きていきたい。
悔いの残らないように。