最近ファミリーマートが、

ファッションに力を入れている、

という「東洋経済オンライン」の記事を読んだ。

 

ファミリーマートは近くにある。

しかしもっと近くに他のコンビニがある。

なのでまず行くことはない。

 

というか酒をやめて以来、

コンビニでとくに買いたいものはないので、

どこのコンビニにも滅多に行かない。

 

こないだ書いたけど、

土曜の毎日新聞を買わなくなったので、

さらに縁が薄くなった。

 

ということでファミリーマートに、

記事に書かれているような、

「大変化」が起きているなんて、

初耳もいいところだった。

 

2020年立ち上げのオリジナルブランド、

「コンビニエンスウェア」の、

去年の売上げが100億円とは驚き。

「カラフル靴下」が今年5月で、

計2,000万足売れたというのもスゴイ。

 

僕が評価したいのは、

〈従来の衣料品は白や黒など、

 無難なデザインの商品が多かった〉

わけだけど、

それを改革しようとしていること。

 

僕は美術系人間ということもあって、

その〈無難なデザイン〉を好まない。

というか〈白や黒など〉の衣服は、

目にしたくないくらい辟易している。

 

「コンビニエンスウェア」が、

少しでもこの国を変えてくれれば、

僕としてはうれしいことだ。

 

去年のちょうど今ごろ、

用事を終えたあと、

近くにユニクロがあったので覗いてみた。

 

そして半袖のTシャツ売り場を眺めてみると、

買いたいものが何もないのだ。

すべて「無彩色」か「低彩度の有彩色」。

 

ただ僕の場合、

寿命が尽きかけているし、

資金不足でもあるので、

よほど良いものがあっても、

もう衣服を買うつもりはないのだけど、

とにかくユニクロの商品だけでなく、

街を歩いている人を見ても、

〈無難なデザイン〉が

大きな顔をしすぎているような印象を受ける。

本当に不快!

 

なかでも僕が不快なファッションは、

夏場の黒とベージュの組み合わせ。

上のシャツなどが黒、

下のスカートなどがベージュ、

あるいはその逆。

 

いくら生地が薄くて涼しげでも、

僕はまったく夏を感じない。

気温30度の真っ青な空に、

ふさわしい恰好とは思えないのだ。

 

このことはだいぶ前にも書いた記憶がある。

 

「コンビニエンスウェア」の、

クリエイティブディレクターの、

落合宏理(ひろみち)さんのことも調べてみた。

 

1977年生まれの47歳。

文化服装学院で学んでいる。

若い頃からファッション一筋の人のようだ。

 

高彩度の色をうまく取り入れた作品が多く、

好感を持つ。

 

「カラフル靴下」には5本指の、

フィンガーソックスもあるのだろうか。

そこまでは手を広げてないと思うけど、

僕はそのタイプしか履かないので、

売っていればもしかしたら買うかも。

 

僕が持っているフィンガーソックスも、

地味なものばかり。

 

ただその中にひとつだけカラフルなものがある。

それがいちばんのお気に入り。

 

ロンドンで買ってきた、

虹色のフィンガーハイソックス。

エスニックな輸入物ではなくて、

レッキとした英国製。

 

この国が英国のようになる可能性は低いけど、

ま、でも世の中、何が起きても不思議はない。

とにかく落合さんを応援しよう。

 

いずれにしても、

ファミリーマートに行ってみなければ。

写真だけだと売り場の様子がわからない。

 

暑さがピークを過ぎたら、

1度足を運んでみよう。