平々凡々とした日が続く。
こないだのシャイナー選手の本塁打のように、
ちょっとだけ驚くことはあるけど、
だいたいその程度。
世間のことで心が激しく波立つことはない。
石丸伸二さんが負けても。
サンフレッチェが負けても。
相変わらず毎日、時間を費やしているのは、
読書、お絵描き、ブログ書き。
合間にYouTubeを観る。
心はその3つにしかない。
とんでもないサプライズを待ち望んでいるけど、
もちろんそれは、
日々の「苦行」だけが、
招き寄せることができるもの。
道のイバラを黙々と踏みしめている。
〈この世では、自分を越えた何ものかに
一身を捧げている者だけが真の成功者であり、
幸福な人間なのだ〉
(バーナード・ショー/中村保男訳)
僕も癌になって以降だけど、
〈自分を越えた何ものかに一身を捧げている者〉
であるのは間違いない。
僕の場合は〈真の成功者〉という認識は皆無だけど、
一般論としては、
ショーの言うとおりだと思う。
今日の唯一イレギュラーな「出来事」は、
アマゾンに注文していた、
愛用のラミーの水性ペンの、
替え芯が届いたこと。
こないだプライムデーがあったので、
影響があるかもと思っていたら、
通常配送でいつもどおり2日で到着した。
ラミーの水性ペンに関しては、
前にも書いているけど、
ロンドンのハムステッドの文房具店で買って、
今年で26年になる。
たしか40ポンドくらい。
当時のレートで8,000円くらいだったはず。
頑丈にできているので壊れない。
買ったときは青いインクだった。
ペンのフォルムにひと目惚れしたのだけど、
ヨーロッパの紫がかった青インクも、
僕好みだった。
百点満点。
ところが帰国して何年かして、
替え芯をすべて使ってしまったので、
アマゾンに注文すると、
まったく赤味のない、
日本風のものが送られてきた。
どこが「直輸入」だ!
落胆し、即、路線変更。
以来、ラミーの水性ペンは、
黒芯にしている。
ちなみに青の水性ペンは、
ゼブラのサラサ0.7ミリを使っている。
そちらの青インクはヨーロッパ的で、
受け入れることができるから。
サラサは書きやすいというのもある。
0.7ミリが僕にはとくに。
赤の水性ペンも青とおなじ。
もちろん水性ペンに関して、
知り尽くした上での選択ではないので、
もっと良いのがあるかも知れないけど。
ボールペンはふだん使うことはない。
なめらかに書けないので手が疲れるから。
ここ2、3日で注目したのは、
水が飲めない子供が増えているというニュース。
当然だろう。
味のついた飲み物ばかり飲んでいたら、
味のないものが物足りなくなるに決まっている。
僕にも経験がある。
酒を飲んでいたころ、
夏はいつも缶ビールか缶酎ハイだった。
炭酸が入ってないと物足りなかったからだ。
水が飲めなくても構わないと思う。
僕の世代とはちがって、
いまは食物アレルギーのある人が多い。
そういう人たちとおなじ。
立派に生きていける。
むかし誰だったか忘れたけど、
ご飯が食べられないという青年がいた。
炊き込みご飯とか焼飯とかだと平気。
しかし普通のご飯は、
味がしないので受けつけないと言っていた。
それもよくわかる。
もちろんその人だって立派に生きていた。
とにかく人間はみんなイビツ。
ゆがみを無理に正すことはない。