ひさしぶりにカープについて、
長く書くとしよう。
普段そういう気持ちに、
なることはまずないけど、
今日は明るいニュースが2つあったので。
1つ目は大瀬良大地投手が、
今夜のホームゲーム、
ロッテ戦でノーヒットノーランを達成したこと。
彼も30歳を越えている。
若い時ほどの球威はないし、
5つも四球を与えているので、
絶好調ではなかったはずだけど、
老骨にムチ打って!
最後までよく投げ抜いたものだ。
立派!
最近カープの試合は、
ハイライトでしか観ないので、
今季の大瀬良投手の投球内容について、
くわしくないのだけど、
数字は文句ない。
9試合、58回2/3、3勝0敗、防御率1.07。
しかし、ここまで文句ないと言っても、
彼の場合、年間通して、
エースの働きができる人ではない。
今日も129球、投げている。
ぼちぼち休養期間を設けるべきだろう。
勝負どころの夏場でも、
今季のカープは、
優秀な投手が揃っているし、
通常の中6日とかではなく、
2週に1度の登板、
中13日にすればいいと思う。
そのくらいのほうが、
彼は最もチームに貢献できる。
今季、投手陣が充実していることは、
キャンプの頃から明らかだったし、
僕も開幕前にそのことを指摘して、
打線が振るわなくても、
そんなに悪い成績にはならない、
と予想したわけだけど、
ローテ入り間違いなしというより、
ローテの柱になってもおかしくない、
という印象を受けた新戦力の2人、
トーマス・ハッチ投手がもうひとつだったり、
常廣羽也斗投手が大学の試験勉強による、
調整遅れをいまだに引きずっていて、
2軍でも泣かず飛ばずという想定外はあるにしても、
あと、昨季活躍した、
大道温貴、益田武尚両投手の、
思わぬ不調などもあるとはいえ、
先発投手は遠藤淳志、森翔平の2人が下で控えているし、
リリーフでは開幕から13試合無失点の、
ロベルト・コルニエル投手が、
上に上がれない状況だし、
本当に素晴らしい投手陣と言える。
2つ目は開幕からずっと打撃好調で、
ウエスタンの打率1位を守り続けている、
育成新人・佐藤啓介選手の、
支配下選手昇格がついに決まったこと。
今週になって、二塁手の彼を、
菊池涼介選手の君臨する二塁とちがって、
1軍ではほぼ空席の、
一塁で起用し始めたので、
これは昇格をにらんでのことだなと思っていたら、
意外と早くその日が来た。
もちろん、もっともっと早くてもよかったわけだけど、
球団がこの時期まで引き延ばしたのは、
無理もないことだ。
支配下枠の空きが2つしかないので、
早い段階で決めてしまうと、
残り1つになってしまい、
新外国人獲得の可能性もあることを考えると、
佐藤選手以外に10名いる育成選手の、
モチベーションが低下しかねないからだ。
ちなみに育成選手の支配下昇格は7月末が期限。
それまでに残り1枠を埋めると思うけど、
候補はかつてのドラ1・岡田明丈投手と、
新人・杉田健投手。
今のところ投球内容の良い、
この2人しか考えられない。
僕なら迷わず、ドラ1・常廣投手より、
威力のある球を投げている、
若い杉田投手を選ぶ。
レジーナの上野真実選手が、
ベストイレブンに選ばれた。
22試合で11ゴールを決めているので、
選ばれて当然だけど、
他の10人はすべて「3強」の選手。
こちらも立派!
最後に今日もボードレールの言葉を引用しよう。
〈多く生産するほど、生産する力が豊かになる〉
(「火箭」矢内原伊作訳)
1,500回ブログを生産した僕は、
そのことを実感している。
有り余る才能のない人間は、
とにかく多産するしかないと痛感している。