立葵。

 

 

 

今日、スーパーへ行く道に咲いていた。

 

この時期、タチアオイが美しい。

背が高くて伸びやかで華やか。

 

仕事をしていたころ、

車で通勤していた。

 

7、8年前になるだろうか。

ある日、職場に向かっていると、

めずらしい花が、

道端に群れをなして咲いているのを見つけた。

 

いつも通る道なので、

なぜその時まで気づかなかったのか、

すごく不思議だけど、

たちまち僕はその美しさに魅了された。

 

それまでタチアオイは知らなかった。

どこかで見たに決まっているけど、

記憶に残ってないのだ。

 

職場に着いて、すぐに名前を調べた。

良い名前だと思った。

 

その日から、それまで殺風景だった田舎道を、

ドライブするのが楽しくなった。

 

「田舎道 立葵咲き 夢街道」

 

そのとき僕が詠んだ俳句。

3日くらい考えた。

僕は俳句をたくさん詠んでいるけど、

この句は気に入っている部類。

 

上の写真について言えば、

背景が若干うるさい。

なので主役のタチアオイの印象が、

もうひとつ弱くなってしまっている。

 

写真用のソフトで、背景全体を、

少し沈ませる処理をすればいいのだけど、

空と、隣接する家や樹木との明度差が、

画面内でいちばん大きくて、

その隣り合う箇所のインパクトが強いので、

話は簡単ではない。

 

そして空を画面に入れないとしたら、

「抜け」がなくなり、

息苦しい写真になってしまう。

 

つまりこの構図では、

100点になることはないのだ。

 

この光景を絵に描くとすれば、

タチアオイ本体の影の部分や、

地面に落ちた影が十分に低明度なので、

それらだけで画面は引き締まるはずだし、

背景の家の焦茶色をもう少し明るく、

「焦茶」ではなく、

「茶色」という印象の色で、

表現すればいいと思う。

 

そうすれば主役も目立つし、

息苦しくもならない。

 

もちろん他にも方法はあるだろうけど、

僕ならたぶんそうする。

 

いずれにしても、

おっ、タチアオイだ、

じゃ、ちょっと、写真を1枚。

とリュックからおもむろにiPhoneを取り出して、

車の通る間隙を縫って車道に出て、

急いでシャッターを切って、

満点の写真が撮れるほど、

僕は達人ではない。

 

 

昨日の補足。

 

ラッコのライブ映像を、

僕はiPadminiで観ているけど、

画面を指で操作すれば、

拡大することができる。

 

なので僕の好きな食事風景も、

近くで観ることができる。

しかし拡大すると、

ピントがボケてしまうのだ。

 

つまり近くで観れないのとおなじ。

そのことを書き添えるべきだったと、

あとで思った。

 

 

もうひとつ、石丸市長の件。

 

市長は多くの人が感心するような、

具体的なプランを発表すべき、

ということを書いたけど、

それだけでなく、

自分はこういう方向性の都政をするんだ、

という代名詞のような、

スローガンを考えるべきだと思うのだ。

 

いま僕が思い浮かべているのは、

田中康夫さんの「脱ダム宣言」。

 

そのことも書いておけばよかった、

と思ったのだ。

 

 

レジーナの吉田恵新監督の、

就任会見があった。

 

とくに注目した発言はなかったけど、

あえて言えば、

レジーナの課題として、

ちょっとしたミスからの失点や、

連携ミスが多いこと、

を挙げていること。

 

そのとおりだと思う。

レジーナはまだ基本的な部分で、

怪しさが目につく。

 

90分、「大人」のプレーが、

できるようにならないと、

優勝争いなんてとてもできない。

 

新監督の指導を期待したい。