ここ最近ずっと読書は3本立て。

「日本人の著作」「翻訳物」「哲学書」。

 

そのうち前2つの本の終わりが、

ようやく見えてきた。

 

で、次に読む本を、

ぼちぼち決めないといけなくなったわけだけど、

「翻訳物」に関しては、しばらく前から、

わが蔵書の中の、

『アメリカ紀行』上下巻

 (チャールズ・ディケンズ/伊藤弘之他訳/岩波文庫/2005)

を第1候補にしていた。

 

ところが今日、もうひとつ有力候補が現れたのだ。

 

『サハリン島』上下巻

 (アントン・チェーホフ/中村融訳/岩波文庫/1953)

 

池澤夏樹さんの、

「サハリンがチェーホフを変えた」

というエッセイを読んでいると、

若くして作家として成功したチェーホフが、

初めて行き詰まったときのルポルタージュということで、

非常に興味深いし、

たちまち有力候補になったのだ。

 

ただ、その本のことは、

ずいぶん前に買って、

すっかり忘れていたのだけど、

今日ひらいてみると、

旧字体だし文字も小さくて、

読みにくさMAX。

 

やはり老人には、

新字体で文字も大きい、

ディケンズの本のほうがいいのかも、

という気もする。

 

 

ヘンリー・D・ソローの本(今泉吉晴訳)の、

今日読んだページには、

良いことがたくさん書いてあった。

 

〈私は、人と動物を区別する博愛(人間愛)主義の考えに

 必ずしも共感するものではありません。

 なぜなら、(略)人と動物とは同じ水準にあって、

 広い心を共有しているからです〉

 

〈私は、自分の高い能力、あるいは詩的な能力を

 最高の状態に保ちたいと望んだ人はみな、

 動物質の食物を控えるようーーあるいは、

 どんな食物にせよ過度に摂取しないようーー

 特に気をくばってきたと信じています〉

 

〈私は、内なる声に従ったために

 道を誤った人を知りません〉

 

〈日々、新たに昼と夜を歓びをもって迎え、

 暮らしから花やハーブの芳香が香り立ち、

 そして、光り輝く永遠の価値を持つ

 しなやかな生き方を貫けたら、

 それは大いなる人生です〉

 

 

レジーナは2-0で「無敗」神戸を下し、

ピースウィング4戦目で初勝利。

やれやれだ。

 

新ホームで何としても1つ勝たないといけない。

という重圧から解放されたので、

エンジンがかかってくると思う。

 

心強いのはこの春加入した5選手が、

今日2ゴールを決めた藤生菜摘選手はじめ、

揃って有能なこと。

 

選手層の厚みも増して、

戦術の引き出しも多くなって、

チーム創設4年目にして、

初めて頼もしさが出てきている。

 

ただ次の試合はアウェイで中2日。

来週末はやはりアウェイで強豪浦和。

今季最大の難関が待ち構えている。

 

これまでにない強さを発揮できるとは思うけど、

もちろん楽観はできない。

 

 

ピースウィング初ナイトゲームとなった、

今日の試合の観客は2,834名。

 

3/3、4,619名。

3/16、2,352名。

3/31、2,836名。

 

平日だし、まずまずの入りだと思う。

「女子サッカーの発展を願う会」の有力会員としては、

欲を言えば・・・と言いたいところだけど、

いまの段階でこれ以上望むのは、

ゼイタクというものだろう。