Jリーグのスタメン・ベンチ入りメンバーは、

試合開始2時間前にはわかる。

WEリーグの場合はもう少し遅くなる。

 

レジーナの今日の仙台戦は14:00から。

なので正午を少し過ぎて、

公式Xをのぞいてみた。

 

すると、わが柳瀬楓菜選手の名が、

スタメンにない。

いっぺんに気分が盛り下がる。

 

柳瀬選手は後半出場した。

64分にピッチに。

 

彼女がどれだけ存在感を、

示したのかはわからないけど、

彼女が出場してから決勝点が入り、

2-1で3試合ぶりに勝利した。

 

ただ今日の試合はアウェイ。

新スタジアムがホームになってからは、

まだ勝っていない。

今週木曜(4/18)の、男子より先に、

ピースウィング初ナイトゲームとなる、

神戸戦で勝てればいいけど、

勝てないとその次のホームゲームは、

来月(5/3)になる。

 

そこで勝てないと・・・

やめておこう。

縁起が悪い。

 

 

試合のハイライトを観た。

レジーナの1点目は、

滅多に見られない素晴らしいゴール。

 

左サイドから放たれた、

大きな弧を描いたクロスを、

走り込んだ立花葉(よう)選手が、

ボレーでゴールネットに突き刺した。

痛快!

 

しかし相手の得点、レジーナの決勝点は、

残念なゴール。

 

相手の得点は、

ゴールマウス正面に上がった、

右サイドからのクロスを、

後方から猛ダッシュしてきた選手が、

ヘディングで決めたのだけど、

落下点にいたレジーナの選手が、

前に出てクリアしていれば問題なかったのに、

ボールが届くまで待っていたために、

相手選手に先を越されたのだ。

 

自分のところに向かってくるボールを、

前に出て取りに行かずにその場で待ち受ける。

その行為が御法度なのはサッカーの基本。

 

ボールを待っていると、

たいてい相手に取られてしまうし、

今日のように、

ゴールマウスの真ん前でそんなことをすると、

即失点という運びになる。

 

しかも今日の場合は、

1-0でリードしていた前半の、

アディショナルタイムでの行為。

何とももったいない失点。

 

観戦していたファンは、

ため息も出なかったはず。

 

さすがに監督もキレたのか、

その選手は前半で交代させられた。

 

レジーナの決勝点は、

左サイド後方からの距離の長いクロスを、

処理しようとして前に出たGKが、

ボールに触れることができず、

結果、競り合いからのこぼれ球を、

李誠雅(り・そんあ)選手が、

かるくシュートして生まれたのだけど、

GKが飛び出したのにボールに手が届かない、

そして失点してしまう、

という情けないケースは、

レジーナでもよく見られる。

 

そういうプロに価しないプレーは、

ほんと勘弁してほしい。

 

ところで決勝点を決めた李選手は、

この春、加入したばかりで、

今日の試合が公式戦初出場。

何はともあれ、お見事!

 

彼女のことは、

加入会見のときだったか、

書いたことがあるけど、

在日3世で北朝鮮U-17の元代表選手。

 

そういう他国にルーツがあるというか、

差別を受けてきた選手が活躍すると、

僕のうれしさもひとしお。

 

サンフレッチェ・オフィシャルマガジン、

「SIGMA CLUB」編集長、

中野和也さんのXのコメントが心に沁みる。

 

〈大ケガを克服してWEに、広島に来てくれた

 李誠雅さん、ありがとう!!〉

 

 

今日は池澤夏樹さんの、

人生初期の体験にまつわることも、

書こうと思っていたけど、

レジーナの話が長くなってしまった。

機会をあらためよう。