暖かくなってきた。
真冬とくらべると、
部屋で身につける衣類も、
量的に半分以下になって、
楽に動けるようになってきた。
ただ膝掛け用の毛布だけは真冬のまま。
そちらはまだ必要だけど。
しかし暖かくなると桜は散っていく。
部屋から見える桜の木も、
2割は散ったような印象を受ける。
毎年のことだけど、
淋しい季節でもある。
森永卓郎さんは医師から、
目にするのはむずかしいと言われた、
今年の桜を見ることができた。
息子さんのYouTubeチャンネルに、
花見に行った公園で、
親子2人がトークする動画が、
アップされている。
よかった。
来年も見れることを願う。
ついでに僕についても。
『天はあおあお 野はひろびろ』
(池澤夏樹/北海道新聞社/2024)
は2001年に北海道新聞「帯広・十勝版」に連載された、
「おびひろ1950」
を読んでいるところ。
そちらは、
『池澤夏樹の旅地図』(世界文化社/2007)
にも収録されていて、
僕としては再読になる。
面白いのは両書を見くらべると、
今回収録するにあたり、
池澤夏樹さんがたくさん手を入れていることだ。
どういう直しかたをしているか、
たいへん興味深いので、
僕はすべての文章を、
前の文章と比較してみた。
今日の段階で、
全27篇中19篇を読み終えたところだけど、
言えるのは池澤さんは大作家。
なので17年前の文章もよく書けている。
つまりわざわざ直す必要はないということだ。
もちろん17年前と、
今回、推敲に取り組んだ時点の、
フィーリングは違うに決まっている。
新たな視点で、
納得のいく表現にしたいのはわかるけど、
昔の「ぎこちなさ」は、
それはそれで貴重なはずだ。
「Bappa Shota」チャンネルの、
今日公開された最新作、
「超格差社会」ジャマイカの、
貧しい人たちのレポートがまたまた秀逸。
1962年にイギリスから独立したジャマイカは、
いまだに植民地時代の、
悪しき法律が残っているとのことで、
それだけでも問題だけど、
驚いたのは、海岸沿いのほとんどの土地を、
海外資本と富裕層が押さえていて、
コロナ禍以降、貧しい人たちを、
立ち入り禁止にしていること。
漁業で生計を立ててきた人たちも、
海岸のリゾートを訪れる観光客相手に、
土産物を売ってきた人たちも、
すべてシャットアウトだなんて、
とても信じられない。
あと、80歳で年金停止。
これも信じられない。
それからジャマイカの観光客は、
年間400万人もいるとのことだけど、
ビューティフルなビーチで、
ワンダフルなホリデイを過ごす、
リッチなツーリストたち。
そのビーチのすぐ隣で、
理不尽な扱いを受けて、
苦しい毎日を送る貧しい人たち。
まさに資本主義の「欠陥」、
あるいは「暴走」がもたらした構図。
もちろんジャマイカだけの話ではないけど、
この「超格差社会」を革められるほど、
人間が賢明でないのは明らか。
サンフレッチェは1-1で福岡と引き分け。
これで開幕から8戦負けなしで、
いちおう2位キープというかたちになったけど、
なかなか波に乗れない。
ただ今日も高校生2人が、
ベンチ入りするという戦力不足状態。
離脱中のマルコス、ピエロス両選手が、
ぼちぼち復帰するようなので、
勝負はそれからだろう。
ま、しょうがない。