昨夜このブログを書いていた時点で、

今日のサンフレッチェの開幕戦が、

全国放送とは知らなかった。

 

NHKで中継されるのは、

解説者も含めて、

かなり前から知っていたけど、

ずっと広島ローカルだと思っていた。

 

今朝になって、

解説が「全国区」の佐藤寿人さんだし、

もしかしたらローカルじゃないのでは?

という気がしたので調べてみると、

ほんとにローカルではなかった。

 

新スタジアム初の公式戦だし、

観れるものなら僕も観てみたかった。

歓喜する。

 

 

サンフレッチェにとっては、

幸先のいい最高の試合だった。

 

GKは安定している。

3バックは強固。

攻撃力もありシュートも数多く打てる。

 

しかしゴールが決まらない。

課題はその1つと言ってもよかった。

 

そこで昨季2桁得点した、

湘南の大橋祐紀選手を、

争奪戦を制して獲得した。

 

その大橋選手が2ゴールを決め、

2-0で勝利した。

言うことない。

 

 

去年の開幕戦は、後日、協会幹部が、

クラブに直接謝罪しに来るという、

大騒動になった、

明らかな誤判定でゴールが取り消され、

勝利を逃してしまった。

 

じつに不吉なスタート。

 

実際、満田誠選手が大怪我をし、

塩谷司選手も長期離脱して、

チームは長く低迷してしまった。

 

2人が復帰後、巻き返して、

かろうじてリーグ戦3位になり、

ACL2の出場権も獲得したけど、

ルヴァン杯も天皇杯も、

あっさりと敗退してしまったし、

開幕戦で感じた不吉な予感が的中した、

報われないシーズンだった、

と言っていい。

 

今年は真反対。

祝福されたシーズンになるのは間違いない、

と感じさせる試合内容。

 

とにかく良いことがある、

と信じることにする。

 

 

今日は大橋選手とGK大迫敬介選手の2人が、

プレーヤー・オブ・ザ・マッチだ。

 

大橋選手はGKが弾いたこぼれ球を、

待ってましたという感じで、

GKの頭上に蹴り込んだ1点目も、

ダイビングヘッドで決めた2点目も、

ともにゴール感覚の良さを感じたし、

試合終了まで衰えない、

ハードワークも素晴らしい。

 

大迫選手はオフに手の手術をして、

キャンプの練習試合も、

2週前のこけら落としも出場していない。

ずっと別メニュー調整。

 

なのにビッグセーブ連発。

スゴすぎ。

ブランクなんてまったく感じない。

スキッベ監督も彼はいま日本一のGK、

と言っているけど、

他のGKなら勝てなかったはず。

 

 

「アバタロー」チャンネルの、

『老年について』

 (キケロ/中努哲郎訳/岩波文庫/2004)

について解説する動画を観た。

 

その本で紹介されている、

アテナイの政治家で詩人の、

ソロンの言葉に共感を覚える。

 

〈私は日々何かを新たに学び

 知りながら老いていく〉

 

〈この世は仮の宿である〉

 

僕もそういう日々にしているつもりだし、

人間がこの世に滞在するのは、

地球の長い歴史のほんの一瞬。

どこかからやって来て、

仮住まいさせてもらっている、

と思いつつずっと生きてきた。