「米国籍配信者 日本の老人に怒り」

というニュース・タイトルに、

僕が老人だからか、

なんとなく心が動いたので、

すぐに開いて読んでみた。

 

「米国籍配信者」とは、

「ろこゆん」(LocoYun)さんという、

1996年生まれの女性YouTuber。

 

両親ともに中国人で、

子供のころ、日本・中国・米国(ハワイ)で暮らし、

その3つの国の言葉が堪能。

日本語を聴いてみたけど、

完璧にネイティブ。

 

今はLAに住んでいて、

怒りを覚えたのは、

最近日本を訪れたときの2つの出来事。

 

ひとつは、電車の中で、

ぶつかってきた高齢女性が、

謝ろうとしなかったので、

〈すみませんって言えないんですか?〉

と言ったら逆ギレされたというもの。

 

もうひとつは、携帯をいじっていたら、

近くにいた高齢男性に、

携帯の電波がどうのこうのと、

難癖つけられたというもの。

 

前者で思うことは、多くの日本人は、

何かのはずみで体が接触しても、

とくに気にしないということ。

 

それは昔から言われていることだけど、

なぜそうなのか僕は不可解。

僕はほんの少し接触されただけでも、

不快になってしまう。

 

謝ってくれればいいのだけど、

謝る人はもちろん、

申しわけなさそうな仕草をする人だって、

居たためしがない。

 

あと、当然ながら、

〈すみませんって言えないんですか?〉

などと言う日本人はまずいないはず。

 

「ろこゆん」さんは日本にいたのは6歳まで。

あとは海外生活なので、

「日本的感覚」が足りてないことがわかるけど、

それはさておき、

そのように言われた女性は、

自分が悪いとは思ってないわけだし、

相手は「若造」だし、

ふざけんな、バカヤロー!

となっても不思議はない。

 

後者の男性はビョーキとしか思えない。

若い女性と話したかったのかも、

という気もするけど、

犯罪行為と言っても言い過ぎではない。

 

その記事で注目したのは、

「ろこゆん」さんが、

〈老人って世界で一番優しい生き物だと思っていた〉こと。

 

人は皆、歳をとっていくにつれ、

角が取れて丸くなっていく、

と思っていたということだろうか。

 

よくわからないけど、

これはもう勉強不足というほかない。

 

丸くなる人もいるだろうけど、

歳とともに偏屈になって、

角張ってしまう人もいるし、

目先のちっぽけな欲に支配されっぱなしで、

他人への配慮など、

まるでない人だっているし、

〈一番優しい〉

なんて思い違いもいいところだ。

 

もうひとつ、〈老人の一部が荒れてる〉、

という彼女の見方は僕も理解できる。

僕が子供の頃とくらべて、

おかしな老人が多いという印象を、

僕も持っている。

 

「ろこゆん」さんはトリリンガルなので、

非常に興味深くはあるけど、

ちょっと気の利いたLA生活の、

日常をお届けするという、

彼女のYouTubeのコンセプトは、

僕には合わないので、

チャンネル登録は見送ることにした。

 

 

サンフレッチェは首位神戸に2-0で勝利。

 

これで勝点は、

神戸52、サンフレッチェ44となった。

残り7試合。

 

優勝の望みが完璧に絶たれずに済んだ。

よかった!

 

それにしても、満田選手の復帰、

加藤、マルコス両選手の加入で、

見違えるように強くなった。

 

いまのチーム状態なら、

このまま突っ走って、

優勝しても全然おかしくない。

 

奇跡が起きるのを楽しみに待とう!

 

ま、勝ったときは、

実際以上に強く感じるものではあるけど。