今年も貼るとしよう。

そしてまたおなじ説明をするとしよう。

 

忘れていた。

昨日か一昨日、貼るべきだった。

 

この人が亡くなったのが、

2020年3月29日。

僕はその翌日からこのブログを始めるつもりだった。

しかしショックが大きく、

1日先送りした。

 

なのでこのブログは、

一昨日で丸3年、

昨日から4年目に突入している。

 

この絵は2021年の今ごろ描いている。

描いたときの記憶はほとんどない。

 

時期としては、

肝臓に腫瘍が見つかり、

それはのちに癌であり、

胃癌からの転移だとわかるのだけど、

その腫瘍の成長を抑えるために、

胃癌のときに続く、

2度目の抗がん剤治療を受ける、

直前にあたる。

 

当時の心境もロクに覚えていない。

 

ま、それはそれとして、

ブログを始めて3年経った今、

いちばん思うのは、

まだ命がある、ということだろうか。

 

始めたころ、3年後に、

命があるだけでなく、

いちおう健康な状態で生きているなんて、

とても予想できなかった。

 

 

今日の言葉。

前にも引用したかも知れないけど。

 

〈ぼくたちのうちの誰ひとり完全なものはいない。

 しかし、それでもぼくたちは、ぼくたちの内部に、

 諸大陸と、諸大陸のあいだの海と、空の鳥とをもっている。

 ぼくたちは、それを書こうとしているのだ〉

 (ヘンリー・ミラー『北回帰線』大久保康雄訳/新潮文庫/1969)

 

僕はときどき自分をムチ打つために、

かつて読んだ偉人の名文を読み返す。

 

ムチ打ってくれる偉人は何人かいるけど、

ヘンリー・ミラー、フランツ・カフカ、その2人が、

僕にとって最高の「神」かも知れない。

 

引用文は付言の必要はないだろう。

僕も、おのれの愚かさ・非才をかえりみず、

日々悪戦苦闘し、醜態をさらしまくり、

〈それを書こうとしている〉。

 

 

『パリの手記』は最終第5巻の、

ちょうど半分のところまで読みすすめた。

あと160ページ。

今月中に読了とはまずならない。

 

平気。

とにかくコツコツと。

 

今日は辻邦生が滞在中(1960.12.8〜20)の、

フライブルグの街を、

GoogleEarthでしばらく眺めた。

楽しい!

寄り道ばかりしているけど、

そういう楽しい時間が貴重。

 

そちらの「今日の言葉」。

 

〈死に対応する生だけが現実的なのだ。(・・・)

 1日が終るということーーそれはまさしく死である〉

 

朝、生が始まり、夜、死を迎える。

もう1日単位で生きるしかないと思っている。

もはや僕は先のことを考える状況にはない。

 

いちおう次に読む大作は決めてあり、

その書名もこのブログに書いたけど、

ただ単に決めてあるだけ。

「長期計画」を立てているわけではない。

 

 

今日はカープ・サンフレッチェで4試合。

ワクワクの1日。

 

レジーナは千葉とスコアレスドロー。

ハイライトを観たけど、

色白お姉さんがシュート外しすぎ。

あれでは勝てない、

というより、よく負けなかったと思う。

 

トップチームは2-1で鹿島に逆転勝利。

2ゴールを決めた「大統領」のシュート力が、

お姉さんと違ってスゴすぎ!

 

「大統領」というあだ名は、

そのブラジル人選手が、

元米大統領に似ているから。

 

新井カープは2試合連続完封負け。

新井さんはやはり「持っている」人だ。

面白い!

 

ひとつ疑問なのは「現ドラ」投手を連投させたこと。

ワンポイントとはいえ、

この時期にすることではないはず。

 

2軍では肘を疲労骨折していた、

小林樹斗投手がついに復活。

1イニングを1被安打1奪三振無失点。

ストレートは最速148キロだったとのこと。

 

小林投手は一昨年の僕のイチオシ。

とくに好きな選手。

この日が待ち遠しかった。