カープの新外国人選手、
マット・デヴィッドソンの入団会見。
キャンプ1、2軍メンバーの発表。
レジーナに新加入の、
渡邊真衣、吉野真央両選手の入団会見。
その3つを首を長くして待っていた。
そのうちカープ関係の2つが今日行われた。
デヴィッドソンのプレーを、
特集した動画は何度も観た。
三塁守備の動きが軽快ではないので、
鈍重なイメージがあったけど、
今日の会見を観ると爽やかなイケメン。
好印象を持つ。
彼の場合、メジャーで20本塁打を2年続けて打っているし、
去年は3Aで3割30本。
日本に来る、というかカープに来る外国人選手としては、
申し分ない実績。
変化球の対応に難があるので、
クロンのようになりかねない、
という意見もあるけど、
問題はやはり学習能力が優れているかどうかだ。
マクブルームくらい優れていれば、
日本野球に適応するのに時間はかからないだろうし、
その長打力はチームにとって当然大きな武器になる。
彼がモタモタする場合は二俣に期待したい。
その二俣、1軍メンバーに選ばれている。
彼も日本野球の1軍投手の球に慣れることが課題。
昨秋、支配下登録されたばかりで、
まだ1軍経験はない。
打撃センス、長打力、肩の強さがあり、
守備力も問題ないので、
早い段階で慣れてくれば、
デヴィッドソンを脅かす存在になる。
他に1軍メンバーに選ばれた選手で目を引くのは、
田村と育成の木下。
田村も長打力があって将来のクリーンアップ候補。
当然の抜擢だろう。
木下は並外れて元気の良いところを、
秋季キャンプで新井監督に評価された選手。
言わば「監督枠」。
彼の場合は2年目の田村と違って、
もう4年目になる。
それに去年までの3年間、
着実に力を蓄えたとは言いがたい。
元気なのはいいけど、
カープの外野3枠、1軍外野手枠は「狭き門」。
今年を飛躍の年にしないと、
元気なだけで終わってしまう。
1軍メンバーから漏れた選手で目を引いたのは、
塹江、玉村の両左腕投手。
両投手とも1軍でそれなりに通用するし、
戦力として期待したいけど、
もうひと皮剥けないと、
ここぞというときに投げさせられない。
この2人も置かれている立場は、
木下同様と言うと言いすぎかも知れないけど、
似たようなものだと思う。
サンフレッチェのトルコキャンプ最終日の今日は、
みんな疲れているせいで休養日に。
ということで昨日のトルコチームとのトレーニングマッチで、
全日程終了となったわけだけど、
そのTM、5試合目で2度目の勝利。
有終の美を飾った。
スコアは3-2。
先制(1-0)、逆転(1-2)、再逆転(3-2)という展開。
2点目のゴールを決めた、
ユースの中島洋太朗選手のプレーが圧巻だった。
左からパスを受けたPA内の中島選手、
すぐに右足でシュートしても、
不思議はない流れだった。
ところが左側から勢いよく迫ってくる、
相手DF2人の動きを察知した彼は、
フェイントをかけて切り返す。
するとDFが通り過ぎてキーパーと1対1に。
彼は素早く、しかし慌てることなく、
左足で「余裕の」シュートを放った。
並の選手ならすぐにシュートしたはず。
そしておそらくそのシュートは、
スライディングしてきたDFの、
脚に当たって得点にはならなかったはず。
中島選手の非凡さがあらわれたプレーだと思った。
簡単そうなプレーに見えるけど、
ゴール前での落ち着きよう。
しかもリードされていて試合終了が迫る時間帯。
しかも高校1年生。
しかも疲れピークの最終日。
尋常ではない。
彼なら今季中のJリーグデビューも充分にあり得る。
楽しみが増えた。