頭の中をサッカーが占める割合が、

すごく多くなっている。

 

スキッベ監督が初日から合流している、

サンフレッチェの春季キャンプが、

進行中だからだ。

 

昨日は書く気がしなかったけど、

今日はサンフレッチェについて書くとしよう。

 

こないだ父親がガーナ人で199cmもある、

木吹(コフィ)翔太選手が、

高1にもかかわらず帯同していると書いたけど、

おなじユース高1の中島洋太朗選手も、

メンバーに選ばれている。

 

彼の父親は元サンフレッチェDFで、

いまは広島でイベント会社の経営や、

解説者として活躍している、

中島浩司さん(1977〜)。

 

洋太朗選手も去年はU-16、

一昨年はU-15の代表に選出された、

折り紙つきの有望株。

 

高2生には誰も声がかからず、

高1の2人だけが、

トルコに連れて行ってもらえるなんて、

普通はまずあり得ない話。

期待の大きい彼らが参加していることも、

今キャンプの楽しみのひとつ。

 

毎日キャンプの動画が公開されている。

ファンとしてはとてもとても有り難い。

昨日の「Turkey Report Vol.4」は、

今年初のトレーニングマッチ、

ということで13分58秒の長尺。

それだけ長いと満足度も高い。

 

試合の相手はポーランド1部の、

「グールニク・ザブジェ」というチーム。

 

「グールニク」はポーランド語で、

「鉱夫」という意味とのこと。

「ザブジェ」はポーランド南部の都市で、

人口17万と小さな町。

その小さな町にキャパ24,000の、

立派なスタジアムがある。

ザブジェはかつて鉱業で栄えたので、

グールニクの名がついている。

 

グールニク・ザブジェのエースナンバー10番は、

ルーカス・ポドルスキ(1985〜)。

スキッベ監督とは昔から深い関係のようで、

動画には2人が旧交をあたためるシーンも、

収録されている。

 

僕はポドルスキという選手は、

神戸に在籍していた(2017〜19)ようだけど知らなかった。

 

無理もない。

僕は東洋工業時代から、

正確には「日本リーグ」の始まった、

1965年からずっと、

サンフレッチェのライトなファンで、

去年からスキッベ監督に興味があって、

ライトとヘビーの中間くらいの、

ミドルなレベルに「昇格」したのだけど、

とにかく他のチームや選手には、

ほとんど関心がないのだから。

 

僕が最も好きなサッカー選手は、

ブラジルの怪物ロナウドだけど、

それは特別。

 

ポドルスキ選手へのインタビューも収録されている。

スキッベ監督には頑張ってほしいけど、

古巣の神戸にだけは勝たないで、

という発言を最後ににこやかに付け加えた。

 

単なるジョーク?

それとも親しい人間より、

自分の所属したチームへの愛がまさっている?

後者の心情が皆無ではないはず。

嫌味ではなく、人間、そんなもの。

 

今季初戦はスキッベ監督が、

さっそく新しいことを試し始めた。

4バック。

 

去年後半は佐々木・荒木・塩谷選手が中心の、

3バックで押し通したわけだけど、

システムを変更するのではなく、

戦術の選択肢を増やす狙いとのこと。

 

即戦力の選手も加入したし、

外国人選手4人の使いかたも、

去年とは変わるだろうし、

フォーメーションもイジってくるとしたら、

チームがすっかり生まれ変わるかも知れない。

 

ミドルなファンとしては、

去年以上に目が離せない。

去年の今頃、こんな気持ちになるとは、

とても想像できなかった。