さらに予備校というか食事処にまつわる話。
平日の午前中から授業に出たときは、
おもに2軒の店で昼食を摂った。
1つは、カレーとチャーハンが売りの喫茶店。
もう1つは、茶碗蒸しが必ず添えられる、
豪勢な、しかし安価な和定食のみが昼のメニューの小料理屋。
どちらも絶品だった。
2軒とも、自分より20歳くらい年上の夫婦が切り盛りしていて、
当時からいつ店仕舞いしてもおかしくない状況にあったが、
GoogleEarthであらためて確認すると、
当然ながらどちらももう店の姿はない。
ちなみに、2軒とも店名は忘れてしまった。
あともう1軒、たまに今池まで足を伸ばして、
麺類がメインの大盛屋に行った。
こちらの絶品は、冬場限定の、牡蠣入り味噌煮込みうどん。
うどんが広島とおなじで腰がなくて、自分的には最高だった。
大盛屋は、いまも営業している。
平日の夕方から授業があるときは、
錦通を越えた先の路地の奥にあった、
薬膳料理のレストランで、
遅い昼食を摂ってから出勤することが多かった。
こちらは値の張る幕の内弁当が絶品だったが、
やはり年配の人が経営していて、
いまはもう閉店してしまっている。
こちらも店名は覚えていない。
その頃、他によく利用した食事処は、
前にも書いた、自宅近くのえいこく屋。
それから、いまは名古屋市東部医療センターに名前が変わった、
当時は東市民病院の真向かいの、
暇なときにランチ目的で通った文化洋食店。
栄付近に出ると、大須の矢場とんに足を運び、
決まって味噌カツを注文した。
この3店も究極の旨さで、いずれも今も健在。
矢場とんは東京にも進出してきた。
あと、書き忘れるわけにいかないのは、
たまに赴いた蓬莱軒やしら河などの、ひつまぶしの店。
やはり名古屋を代表する料理は、ダントツでひつまぶしだろう。
とにかく名古屋はメシがうまい。
7年暮らした自分の、揺るぎない印象である。