只今、蔵書減らしを敢行中。

何とか6畳1間に収まるだけの分量にしようと、

ここ2ヶ月くらい頑張って、ようやく先が見えてきたところ。

 

6畳1間にするには、半分以上処分しなければいけないので、

最初は、困難すぎて、とても出来そうにないと、

絶望的な心境に陥っていたのだが、

1次審査、2次審査と徐々に振るい落としていくうちに、

次第にコツが掴めてきたというか、

いくら愛着のある本でも、この先一定の期間

(自分の場合は悪い病気をかかえているので1年が目処)、

読みそうもなければ、持っていてもしょうがないし、手放すしかない、

という確固とした諦念に立ち至らざるを得ず、

作業ペースがスピードアップしたのである。

 

古書店の人には先日1度引き取りに来てもらい、

来月もまたお願いしているのだが、

赤ペンでの書き込みが多くて商品にならない本は、

資源ゴミとして捨てるしかなく、

気になる表現だけノートに書き写して、

収集日にゴミ置き場に運んでいる。

 

しかし、全体の分量が減ってくると、

もっともっと減らしたい、

手元に置くのは、本当に必要な本と、

近いうちに確実に読むであろうと思われる本だけにしたい、

という欲求が逆に生じてきた。

 

とはいえ、前者はもちろん何とか選べるとして、

後者の「確実に読む」本なんて、

いま決められるはずもないのである。

 

実際、最近ずっと読んでいるブルース・チャトウィンだって、

年末年始の頃には、読む気などサラサラなかったし、

もうひとつ言えば、ただでさえ気まぐれな自分が、

仮に読書計画を立てたとしても、

計画倒れになるのは、まず間違いないに決まっている。

 

なので、困難を極める作業となるが、

欲求に逆らうのも得策とは思えないし、

無い知恵を絞って遣り切るしかない。

 

ちなみに、いま漠然と、近いうちに読みたいと考えている作家は、

ヘンリー・ミラー、ミシェル・フーコー、

日本人では沖浦和光、といったあたりである。

詳しくは説明しないが、

この3人を徹底して読みたい願望が、

もう長いこと燻り続けている。