1年前、いやもう少し前からかも知れない。

YouTubeをよく観るようになった。

 

きっかけは何だったかハッキリとは覚えていない。

「今日ヤバイ奴に会った」を知ったことが始まりだったような気がするが、

どういう経緯でその「ヤバイ奴」を知ったかも含め、

すべてが曖昧模糊としている。

 

いずれにせよ「ヤバイ奴」の影響で、

他のストリートフードのチャンネルもよく覗いた。

インドだけでなく、欧米や東南アジア、中国・韓国へと守備範囲を広げた。

ストリートフードの知識が日々増えていくことに、ちょっとした満足感を得た。

数ヶ月に渡って、ストリートフードばかり追いかけていた。

 

しかし守備範囲は際限なく広がることはなかった。

いつしか次第に狭まり、肌が合うのだろう、

「ヤバイ奴」の本拠地ムンバイを始め、インドに絞られていった。

パキスタンもいいけど、ほとんどの市民が着ているあの民族衣装が、

観ていてどうにも鬱陶しく感じられてならない。

 

その後、料理や旅行などにも関心が広がった。

今、新作を欠かさず観ているのは、「ヤバイ奴」と、

ヤバイ状況にある、雨上がり宮迫氏の「宮迫ですッ!」の2つ。

 

「ヤバイ奴」は、あっさりした味わいがいい。

構成もコンパクトで、冒頭の街の風景からラストの動物の映像まで、

坦々と進行していく。

説明が字幕だけというのもいいし、その説明も気が利いている。

チャンネル主がしゃしゃり出てこないのもいい。

ときどき登場するけど、しゃしゃり出はしない。

似たような料理が紹介されても、毎度楽しめる。

 

だいたいYouTubeは、しゃしゃり出てくる素人が多すぎる。

くわえて、美しくもない声で喋るまくる素人も多すぎる。

そういう自己愛旺盛なチャンネルはまず観ることはないけど。

 

宮迫氏はもともとファンであるのと、

バッシングが酷すぎることもあって、

今、彼の動向を応援しつつ見守っているのだが、

画面にアシスタント2人が登場するのだけは願い下げである。

こちらも、彼らが現れると、そこで観るのを止める。

 

何にでも言えることだろうけど、

YouTubeも、自分を満たすコンテンツは本当に数少ない。

しかし、不満を抱えつつも、毎日いろんなチャンネルにアクセスしている。