少年マンガの中で、こういった障がい者差別について描いたものは初めてと言われてますが、正直なところ初めはもちろん感動しましたが、どう見ても高校生版「オレンジデイズ」的なものでしかないのでは…と若干斜めな目線で見ておりました。
しかし、過去にヒロインをいじめた主人公がいじめられる側に立ち、その後の人生まで引きずるシーンは、過去自分自身いじめられていた経験がある人間としてはなかなか心にくるものごありました。
これは障がい者差別について描いたマンガなのではなく、自分のしたことの重さを受け止めた主人公が過去の自分の罪と向き合い、自分を、周りを変えていく物語なんだと思います。
そして、守られる立場、と思われがちな聴覚障がいをもつヒロインが負けずに進み続ける姿には、何が障がいなのかは自分が決めることなんだと感じました。
(現実的には、誰しも障がいなんかない方がいいし、キレイごとばかりではないですが…)
結局、人は逃げずに向き合って戦っていくしか前には進めないということを学ばさせてもらえるマンガですね。
何より絵もキレイですし、いじめのつらいシーンも含め、どこかこの優しいタッチで緩和されている気がします。
最後に、結びとして著者がどんなメッセージを伝えてくれるのか、人間関係はどのような渦を創り出すのか、気になるマンガでした☆
