最後のGSといわれた男 | 山中伊知郎の書評ブログ

最後のGSといわれた男

最後のGSといわれた男/山中企画

¥1,620
Amazon.co.jp

 この本、一カ月ほど前に山中企画から出した新刊なのだが、まだこのブログで紹介していなかったので、一年の最後、大晦日に書いておく。

  元グループサウンズ「オリーブ」のドラム&ボーカルだったマミーこと木村武美(キムタケ) さんの、いわば自叙伝。
 彼は今、自分の経営する仙台・国分町の店「DRUM」で演奏もしている「現役ミュージシャン」であるとともに、だんだん減りつつある「GSの生き証人」でもある。
 オリーブ時代には『マミー・ブルー』というヒット曲も出している。

 要するに、昭和40年代の、あのGS全盛期の熱気を思い出したい、あるいは知りたいと思っている方にはピッタリの内容。
 と同時に、彼が当時出会った、新人時代の井上陽水、山口百恵、デビューしたころの藤圭子なども登場する。
 あの時代に興味がある人なら絶対に楽しめる本になっているので、どうかよろしく。