健康増進のためのお笑いレッスン
書評プログをはじめてみて、ほぼ一週間。これをやることによって、今までならたぶん決して読まなかったであろう『もし高校野球の女子マージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら』や『ユダヤ人大富豪の教え』も、とにかくは読んだ。それだけでも、始めた意味はある。
「文化的食わず嫌い」をなくし、私自身の頭を活性化させるには、とてもいい方法だな。
ただ、今回については、読んだ本ではなく、私自身が書いたばかりの本を紹介する。『健康増進のためのお笑いレッスン』だ。
去年から、栃木・大田原に「健康お笑い講座」の講師として行っているのだが、そこで受講生にやってもらっているレッスン内容や効用について書いている。
市民講座なので、もちろん相手はお笑いのシロート。でも、私としては、「見るお笑い」ではなく、「ネタを作って、演じるお笑い」でみんなに健康増進してもらいたいと考えている。大きな声を出し、体を動かすことで「ボディー」の健康。ストレスを発散し、ネタ作りで脳を活性化し、コミュニケーションを豊かにして行くことで「マインド」の健康。舞台に立って、「生きててよかった」という感動を味わうことで「スピリチュアル」の健康。お笑いを「見る」のではなく、「やる」からこそ、その三要素が満足されると説く。
レッスン内容については、たとえば、講座の最初に行う「ウソの自己紹介」など様々なものを紹介してある。ちなみに「ウソをつく」のは、脳の働き的には「お笑いのネタを作る」行為と非常に近いのだ。
私としては、こういう、「お笑いをやること」を通しての「健康お笑い活動」が、もっといろんな地域に広がってほしい、と考えている。つまり、そうなる手段としてこの本を出した。
すでに12月8日の下野新聞に掲載されたおかげで、栃木の皆さんからはけっこう問い合わせが来ている。できれば栃木以外にも本の存在、「健康お笑い活動」の有効性を知ってもらいたい。
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