最近の若い人の中には性別を飛び越えるというか、気にしないというか、男性なのに女物を着ている人がいますよね。それも女装という感じではなくて。

 

 それが正しいのかどうかはわかりませんが、紳士服売り場と婦人服売り場で売っているものははっきりと違います。

 

 先日見たのは、婦人服売り場でしか売っていないだろう物ばかりを身に着けた青年。20歳前後と思いますが、70代と思われる女性と一緒だったので、祖母と孫でしょうか。

 

 

 基本的に黒いファッション。金髪で丸い眼鏡をかけて、黒いマスクをしていました。黒いショートパンツに黒いストッキング、黒いショートブーツ。黒いベレー帽に黒いショルダーバッグ。

 

 お婆さんと思われる連れの方と話していましたが、男の声で男のしゃべり方なので、わたしのような女を装う人ではなくて、ただ着たいものを着ているという感じ。

 

 それにしても、このおふたり、仲が良さそうで、こういうファッションの孫と一緒に出かけるおばあちゃんって、それはそれですごいなぁ。

 

 

 

 このふたり、多分大学生だと思いますが、後ろからだと性別不明ですね。左側が男性で、右側が女性のカップル?

 

 左側の人もショートヘア―の女性に見えないこともありません。こんな服着てる女性、いくらでもいますからね。街中の女性のファッションは、衣料品売り場の違いほど男女の差がないように思います。では、女同士?

 

 いえ、正解は男同士でした。前から顔を見ると男以外の何者でもなかったし、お互いしゃべっている声も男。右側の人の着ているものは上も下も女物だと思いますが、態度は男。

 

 

 

 これは新宿で見かけた男女のカップル。

真後ろからだと、左の人の肩とかが目立つし、右側の女性と比べると違いがわかっちゃいますが、歩いているのを斜め後ろから見たときは最初女の子同士かと思いました。

 

 ちなみに、左の人の履いているのはハーフパンツでスカートじゃありません。髪型は女の子っぽかったし、服飾関係の大学に入って行ったので、最先端のおしゃれなのかな。

 

 女物を着ているファッショナブルな男性はたいてい黒い服を着ているというわたしの持論にも適合してます。

 

 男女のファッションが近づいているのか、ユニセックスファッションが当たり前になっているのか、あまり差がなくなってきているのは間違いないようです。それも男の側から。

 

 化粧品売り場でも、男性用化粧品売り場ではなくて、口紅売り場に女性モデルに交じって男性が口紅を付けた写真があったりしますからね。

 

 女性が男性風の服装をするのは当たり前ですが、今回出会ったのは女性風の服装をする男性たち。まだ珍しいから気になったんでしょうね。

 

 こういう人たちは女装男とは呼びにくい。中身は男のままだけど、ファッションとして着てるから変な違和感がありません。あれっとは思うけど、ギクッとはしません。

 

 ただ、女性風の服装といっても、男性のままワンピースを着てる人はあまり見ませんね。たま~に男性のままスカート履いてる人がいてびっくりすることがありますが。

 

 わたしは最近はもっぱらワンピースかスカートですが、男性のままじゃないからね。というより、少しでも女らしくなろうとして着ているので、動機が全然違います。

 

 向こうが「男がスカートを履いて何が悪い」というのに対して、わたしは「スカートは女のものだから履くのよ」ですから。