いつもの地下鉄でお出かけです。
つい先日来たばかりの国立新美術館。
今回は現展という公募展です。
結構抽象的な絵が多いので今回はおとなしく鑑賞するかな、と思っていました。
いつもは大きい絵を描いている画家の人たちが小さいサイズの絵を描いたコーナーがあって、ここには結構人の絵がありました。でも、真似できそうなのはなし。
そしたら、突然まるっきり雰囲気の違う絵が出てきたので真似しましたが、モデルの女性のメリハリある身体と比べてわたしの体型がズンドウで真似になりません。あ~あ。
同じ角度に撮るのが難しかったけど、髪の毛の感じなんか割とうまくできました。
左向きの彼女と右向きの彼女がいて、どちらにしようか迷いましたが、結局真ん中で真正面を向きました。これで両方真似したことになるでしょ。でも、ズンドウだ。
この絵を見たとき、あ、と思い当たりました。
島崎藤村の「初戀」です。
「まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の實に
人こひ初めしはじめなり
わがこころなきためいきの
その髪の毛にかかるとき
たのしき戀の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそうれしけれ」
わたし、藤村の詩にはまってたことがあって、今でもこの「初戀」や「千曲川旅情の歌」なんかは諳んじることができますよ。すごいでしょ。
今度は裸の女性が出てきて、この公募展は作品の幅が広いです。
今回いちばん気に入ったのがこの絵。
赤ワインをグラスに注ぐ男性。
と思ったら、ボトルは空で、グラスに入っていたのはネクタイでした。タイトルは「無限のワイン」。この絵、漫然と見てたら気付かないで通り過ぎる人も多いんじゃないかしら。
六本木から少し歩くことにしました。
六本木一丁目まで。
下り坂なので割と楽です。
ランチはアーク森ビルの「つじ半」で。
最初にお刺身が出ますが、出汁で食べるときまで取っておきます。左のガリはカウンターの壷の中から好きなだけ食べられます。
ちょっと驚いたのはお客さんの多くが外国人だったこと。前から店員さんの何人かが外国人でしたが、店内は日本人のほうが少ない状態でした。
ぜいたく丼の「梅」、一番安いメニューで、1250円。この写真、海鮮の山を崩し始めてお醤油もかけたところで気が付いて、慌てて撮りました。その前はもっときれいな山ですよ。
ご飯が多めに残ってる時点で出汁をかけてもらいました。男性客は出汁をかけるときにご飯を入れてもらう人が多かったです。