お気に入りのワンピースでいつもの地下鉄ですが、少しどこかが違います。
久しぶりに買ったヒールのあるパンプスを履いてます。
ヒールといっても、せいぜい3、4cmですが。
ところが、最近はスニーカーかウォーキングシューズばかり履いているので歩きにくいこと。新品ということもあるんですけど、参っちゃいました。
なんとか、日本橋まで辿り着きました。
高島屋に行く時くらいスニーカーではなくてちょっとエレガントっぽくしたいと思ったのが甘かった。
「文化勲章三代の系譜 上村松園、松篁、淳之」という親子、孫の企画展が目的ですが、わたしの興味は松園です。上村松園を見るときはきちんとした格好がしたいな、と思ったんですよ。
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ、私の念願とするところのものである。その絵をみていると邪念の起こらない、またよこしまな心を持っている人でも、その絵に感化されて邪念が清められる・・・・・・といった絵こそ私の願うところのものである。」とご本人が言っている通り、品格のある絵です。その表情、着物や飾り物の色遣いがいいですねぇ。好きだわぁ。
展示室の写真は禁止なので、パンフレットの写真でお茶を濁します。
裏面に載っている左の「花がたみ」という絵は狂女を描いたもの。真ん中下の「娘」という作品と合わせ、奈良の松伯美術館所蔵のものです。
今回の企画展は、京都高島屋、日本橋高島屋、松伯美術館の三会場を巡回しますが、会場によって展示作品を変えているとか。これは松柏美術館のパンフレット。
裏面に松伯美術館で展示予定の作品がありました。こちらでは見られない作品もあります。高島屋のチケットを持って行くと松伯美術館で一割引きになるそうですが、奈良はちょっと遠いなあ。
ランチは、足がしんどいので高島屋の中で。美術展の会場は本館の8階ですが、連絡通路で新館の6階とつながっていました。天井の高さが違うんでしょうね。どちらの階にもレストランがあります。
ニチニチコレコウニチというカタカナ名のお店がありました。「日々是好日」って、こう読むんですか?
そういえば、ニホンバシイチノイチノイチというお店がありましたね。(↓)
関係あるのかしら。それとも、日本橋界隈ではカタカナ名が流行っているとか。
お昼限定の御膳というのがありました。
わたしは真ん中の「りゅうきゅう丼御膳」にすることにしました。税込1500円。
りゅうきゅうというから沖縄かと思ったけどそうではなくて、大分郷土料理の漁師飯で、漬け丼に途中から出汁をかけて食べるというもの。
漬け丼の上には下が見えないほど小口に切った大量のネギが載っていました。右側の味噌汁が写真からはみ出してしまったのは、左側のコップを入れたため。変わった形でしょ。
途中からはこんな感じです。
こういうの(ご飯に何かかけるの)、好き。
折角なので高島屋の玄関前で記念写真。手にした袋には、上村松園関連の本が入っています。写真撮影禁止だった代わりというわけではないのですが、彼女の絵を手元でもっと見たくて。
パンプスはいつもと違う筋肉を使うせいか歩き方が安定せずにすごく疲れました。
買ったとき、同じデザインで平たいヒールのもあったんですが、試着時に細いヒールのこちらのほうが足にフィットしたのでこちらにしたので、靴擦れにはなりませんでした。
女装を始めたころ、女になるには痛いのを我慢することが多いと思ったことがありましたが、最近は手抜きで楽してましたね。
たまには女らしさを一段上げるために、これから時々履いて慣らさなくちゃダメですね。最終的には走れるようにならないと。