段々暖かい日が続くようになると、衣類を洗濯する頻度が高くなります。この日もコインランドリー。春ワンピという言葉につられて衝動買いしたワンピースを着ています。
色はともかく、デザイン的にちょっと若すぎるかなと心配でしたが、ま、いいか。スニーカーでカジュアルっぽく着ればいいでしょ。
新宿のSOMPO美術館に来ました。「北欧の神秘」という、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの国立美術館の作品を集めた展示です。
詳しく言うと、オスロのノルウェー国立美術館、ストックホルムのスウェーデン国立美術館、ヘルシンキのフィンランド国立アテネウム美術館からの約70点。
この展覧会を見たくなったのは、この絵が載ったパンフレットを見たから。大きな毛むくじゃらの動物に触っている女性(とそれを真似する女性)。
絵のうまい下手よりも、一体このシチュエーションってなんなの?という、題材への興味。
「トロルのシラミ取りをする姫」というタイトルで、トロルというのは、北欧の自然に潜むと信じられてきた「目に見えない存在」。日本の妖怪と似ています。
この絵は英雄が黄金に輝く城を目指して野山を越え、深い森に分け入り、最後にはトロルを倒してこの姫を救出して結婚するという物語の一部。
実はこの絵、上の写真くらいの大きな絵だとばかり思っていました。そしたら、意外と小さな絵だったので拍子抜け。だって、トロルがすごい迫力だったから。
そういった自然や神話を描いたものが面白いです。また、夏は白夜、冬は極夜があり、深い森やフィヨルドなどの独特の光景は北欧ならでは。
5階と3階は展示室内での写真撮影は禁止ですが、4階はOKでした。
この「フィヨルドの冬」という作品、誰の絵かわかりますか?
答えを言うと、エドヴァルド・ムンク。
そうです。あの「叫び」(↓)を描いた人。
ムンクってノルウェーの画家だったんですね。恥ずかしながら、知りませんでした。
「ベニテングタケの陰に隠れる姫と蝶のためのスケッチ」というタイトル。おとぎ話が題材ということがわかりますね。
普段はあまり接することのない北欧の絵画を見ることができて楽しかったです。