ここは久しぶり。

清澄白河の江東区深川江戸資料館です。

 

 

 

 展示室に入ってすぐのところで自撮りしようとしていたら、ボランティアの初老の男性が、写真撮りましょうかと、わざわざ階段を上がって来てくれました。恐縮しつつお願いします。

 

 

 

 それから、一緒に階段を降りて案内をして頂くことに。この日は団体もないので余裕があるとのことで、一対一での解説です。

 

 

 

 以前は解説ボランティアの方はいませんでした。やはり、いろいろ詳しい話を聞くと面白いですね。写真も、自撮りではできないアングルで撮って頂きました。

 

 江戸時代のセットには長屋の裏側に井戸やトイレもあって、「当時、用足しのときに何で始末していたと思いますか?」と訊かれて、わたしが「浅草紙ですか?」と答えたら、すごくびっくりして、「今までお客様から浅草紙という言葉が出たことはありません」と感心されてしまいました。

 

 解説によると、当時はいろいろな不要な紙くずを回収して、代わりにトイレ用の浅草紙を供給する屑屋さんがいたということでした。

 

 ちなみに農家の方が肥料用に定期的にトイレの汲み取りに来て大家さんに対価を払って、大家さんが何かの折に店子に還元していたそうです。餅を配るとかしてね。

 

 餅といえば、臼と杵は本来餅をつくための道具ではなく、移動式の搗き米(精米)機なんだそうです。セットの搗き米屋さんには固定式の足踏み式の搗き米機がありました。

 

 

 

 ここからはいつもの自撮りです。

この部屋は木場の職人の部屋です。わたしの足元に小さなわらじがありました。

 

 

 

 わたしの足の半分もない大きさの可愛いわらじで、子供用かと思いましたが、なんと大人用だとのこと。丸太から出る脂で滑りやすくなるので、足の爪先のほうだけで突っかけることで滑りにくくなるんだそうです。

 

 長屋の一部屋一部屋には住んでいる人の名前や職業、年齢や独身とか家族持ちなどの設定が決まっていて、その人らしい部屋になっています。靴を脱いで上がることもできますよ。

 

 

 

 火除け地には天ぷらの屋台やお休み処があります。非常時にはいつでも撤去できるようになっています。江戸時代の生活の仕方って、無駄がなくてSDGsが今より進んでいたような気がします。

 

 

 

 なぜか今回の自撮りは座っている写真ばかりになりました。アングルが下からのものばかりになっちゃいましたね。

 

 

 

 ランチは深川釜匠で。

ここも久しぶりだなあ。

 

 

 

 まだ一階の席が空いていました。

棚にいろんなものが飾ってあります。色紙はなぜか中国語入りのものが多かったです。意外なところでは元首相の村山富市氏のものがありましたよ。

 

 

 

 セットは量が多いので実質は深川めしと深川丼ぶりの二択です。深川セットなんて、深川めしと深川丼ぶりですからね。大根サラダとかデザートも付きますが、メインがふたつなんてあり得ない。

 

 

 

 わたしは深川丼ぶりにしました。1350円(税込)です。

 

 

 

 卵黄がふたつも載ってました。写真より多い。あさりもたっぷり。食べ応えありましたよ。それから、沢庵も昆布も美味しかった。以前は漬物食べ放題だったんですけどね。

 

 湯飲み茶碗が達磨さんでした。別の色もありましたが、これはやっぱり赤でしょ。