In Betweenという展示を見に来ました。
北浦和の埼玉県立近代美術館です。
In Betweenというのは、日常と非日常、虚構と現実、過去と現在、国境、ジェンダーなど、目に見えたり目に見えない境界に焦点を当てようというもの。
さまざまな境界の間で思索する早瀬龍江、ジョナス・メカス、林芳史、藩逸舟の4名の作家の作品の展示です。
林芳史の作品の前で。
何の境界か、さっぱりわかりません。
早瀬龍江の作品は独特です。
裸の女性が瓶に入ってる。
これは公園の入口の看板にあった作品ですね。「願望」という題が付いていますが、これのどこが願望なのか、境界なのかわかりませんね。
この写真はジョナス・メカスの作品。写っている少女の名前は小野京子。母親の名前がオノ・ヨーコ。ということは、父親はジョン・レノン。
藩逸舟の作品は映像作品なので写真はありません。
(以上、敬称略)
4名の作家のたくさんの作品を見ましたが、結局なんの境界かさっぱりわかりませんでした。ジェンダーの境界に期待したんですが、そういうのもなかったなあ。
並行してやっていたのが永井天陽(ながいそらや)という作家の「遠回りの近景」という展示。
透明のアクリル材で招き猫などの既製品の型を取って、その中にぬいぐるみや人形などの別の既製品を詰め込んでいます。
自由の女神に入った人形とか。
「metaraction」シリーズというんだそうです。
こんなに大きな白熊も。
あと、止まり木にとまっていたいたのが鳥ではなくて、プラスチックのカゴのようなものに入っている鳥の羽のようなもの。影はまるで鳥ですけどね。