そして、アステカ文明。
首都テノチティトランを築き、軍事力と貢納制を背景に強国を拡大しました。
でも、1325年から1521年と短命です。日本でいうと、南北朝、室町時代、足利尊氏とか足利義満の時代ですね。
装飾ドクロにはドキッとしました。
鷲の戦士像は実物大。高さ170cmです。
トラロク神の壷ですが、トラロク神というのは雨の神。水を入れる壷だから雨や豊穣の願いを込めているんですね。
プルケ神パテカトル像。
プルケというのはリュウゼツランの発酵酒で、パテカトルはその発酵を促進する植物オクパトリを発見した神だそうです。
長期間続いたマヤ文明は別にして、ティオティワカン文明とアステカ文明では千年もの隔たりがあるんですが、展示品を見る限りではそれほどの時代の差を感じません。
正直、どれがどの文明のものかというのは区別が付かないです。長い歴史を考えると、かつては長い時間をかけて変わってきたものが近年では加速度的に変わって行っている気がします。
かつての1000年の変化よりも、この100年、いやこの10年の変化のほうが大きいのではないでしょうか。
ランチは博物館内のゆりの木で頂きました。
天ぷらそば。1500円。
小鉢のオクラともずくがいい味出してました。
これは企画展示室の「姫君婚礼につき」という展示にあった蒔絵の女乗物。全体に施された蒔絵が見事です。
実は古代メキシコ展から出てすぐ、こんな写真を撮りたかったんですが、ひとりのおばさんがこの前で右から左から下から上からこれを眺めていて、ちっとも動きません。
仕方がないので、考古展示室を見に行って戻って来たらまだいます。ランチに行ってから戻って来てようやくこの写真を撮りましたが、あのおばさん、一体何を見てたんでしょうかね。少なくとも20分以上はいたと思いますよ。
西郷さんの横を通って広小路方面に向かいます。
外は陽射しが強いので京成上野駅から地下に潜ったんですが、駅にこんな壁画がありました。人が魚に飲まれてる?
上野の地下道を歩いて都営地下鉄の上野御徒町まで行きました。