ランチのあと、泉屋博古館東京に「安宅コレクション名品選101」を見に来ました。大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵ですが、元は安宅産業の安宅英一氏によって収集された961件のコレクションです。

 

 今回はそのうち101件の名品が並びます。

101/961。

 

 

 

 会場に入る前にちょっと太めの女性の真似をしました。

 

 

 

 これが中にあった本物、加彩婦女俑。

唐時代、8世紀の美人像です。

 

 

 

 これは日本橋の古物商、不孤斎氏が三種の神器と呼んで愛蔵していた品。所望する安宅英一氏に断りの手紙を送ったそう。

 

 その後安宅氏に呼ばれて座敷に通されると、床の間にその手紙を表装した軸が飾ってあり、唖然とする不孤斎氏が振り返ると安宅氏が深々と頭を下げ手をついて「例の物をなにとど、お譲りのほどを」と懇願したのに負けて譲ったというシロモノ。

 

 

 

 高麗時代の青磁を始めとする韓国陶磁も豊富です。

 

 

 

 唐時代7世紀の加彩宮女俑。

初唐の女性の理想像は、いちばん最初に紹介した盛唐の女性が豊満なのとは対極の、細腰痩身です。

 

 

 

 これが国宝の飛青磁花生。元時代14世紀のもの。

シンプルでスッキリしてますね。大阪の豪商、鴻池家に伝来したものだそうです。

 

 

 

 これも国宝の油滴天目茶碗。南宋時代12~13世紀。かつて関白・豊臣秀次が所持し、のち西本願寺、京都三井家、若狭酒井家に伝来。こんなのがいいんだ。

 

 

 

 重要文化財の木葉天目茶碗。南宋時代12~13世紀。江戸時代の加賀藩前田家に伝来したもの。ところどころ虫食いのある桑の葉が焼き付けられています。

 

 

 

 南北線はホームドアというよりも、ガラスの壁のガラスのドアが開きます。