上野の東京都美術館です。

「日本画院展」と「朱葉会展」のチケットを貰ったので公募展のハシゴです。

 

 「日本画院展」ではお約束のまねっこをしました。

 

 

 両手の指はかなり正確に再現できましたね。

顔を笠で隠せばもっと美人に見えたんですけど。。。

ちょっとバカっぽい顔してますね。

 

 

 

 顔の角度はいいけど、ひじの曲げ方が甘かったですね。

ていうか、この人、二の腕が長い。わたしが同じ角度で曲げたら位置がずれそう。

 

 「朱葉会展」のほうは、割と人が多くて、写真を撮るチャンスがありませんでした。まねっこ写真撮るのって、意外と大変なんですよ。

 

 わたしは知らなかったんですが、発起人の一人である与謝野晶子が命名したという、女流画家の会です。朱葉というのはポインセチアのことだそう。彼女の絵も展示されていました。歌人だと思っていたら絵も描くんですね。天は二物を与えてる。

 

 

 

 ロビー階に来たら、三つの展覧会が無料だったので、見に行きました。

 

 

 

 「創作手工芸展」ではドレスもありましたよ。

こういうのは可愛くないのであんまり着たくないけど。

 

 

 

 すごかったのが刺繍で、これはクレイジーキルトというジャンル。クレイジーキルトとは、よく言ったものです。

 

 

 

 これは立体刺繍というもの。

 

 

 

 これはシャドーボックスというジャンルで、「~ねずみはどこかな?~」という副題が付いています。額の下にあるタイトル名は「onehundredcatsandamouse」となっているので、猫100匹とねずみ1匹がいるようです。お暇な方は数えてみてください。

 

 

 

 びっくりしたのがこの津軽こぎん刺し。

一針一針精緻な作業で全くズレのない模様を描き出しいています。根気の賜物。津軽というのが説得力あるわ。

 

 

 

 「日本染織作家展」はそのひとつ下の階でやっていました。素敵な着物がズラリ。

 

 この階では「全国展」というフォトコンテストの入賞作品の展示もあって、総理大臣賞とか文部科学大臣賞とかがあるような写真展でした。

 

 

 

 もうひとつ、ロビー階のひとつ上の階でやっていた「国画水墨院展」というのから印象的な作品をひとつご紹介します。三宅島の噴火を描いたもの。立ち昇る噴煙が迫力満点。

 

 この日はふたつの公募展を見るつもりでしたが、結局予定外の無料の展覧会を4つも見て計6つの展覧会のハシゴをしたことになります。

 

 こういう展覧会って、ようこそ見に来てくださいましたという雰囲気で迎えてくれます。ひとつひとつの規模はそれほどではなくても、ハシゴをすることで一挙にバラエティに富んだ作品をたくさん見ることが出来ました。しかも無料で。

 

 話は変わりますが、ランチのあとABABに行こうと歩いていたら、すごい女装の方がいました。

 

 わたしと同年配ですかね。黒のキャスケット帽に黒いダブルのジャケットに黒のマイクロミニに黒のパンプスという黒づくめ。

 

 髪は短髪のままのようですが、脚は生足。きちんと処理はしているようで色白の脚なんですが、筋肉質というかムキムキしていて逞しい。パンツが見えそうな短いスカートなので脚だけが目立ちます。

 

 インパクトという意味では、今日見たどの作品よりも大きかったかもしれません。これで外を歩く勇気は尋常じゃありません。ときどきこういう方に出くわします。

 

 埋没系のわたしからは考えられないファッションで、自慢の脚なんでしょうかね。人のことを言える立場じゃないので、ファッションの自由は尊重しますが、わたしにはついていけないわ。