毎年5月18日は国際博物館の日で、多くの博物館・美術館が入場無料になります。平日だろうが週末だろうがこの日。今年は水曜日だったので比較的すいているのが助かります。
わたしのブログ、リアルタイムからほぼ4週間遅れを維持していますが、3~4週間遅れくらいがちょうどいいです。テキスト多めの記事を毎日更新するにはこれくらいの余裕が必要。
この日まず行ったのがリニューアル後初めての国立西洋美術館。前庭が無機質な広~いスペースに変わっていました。ロダンやブールデルの彫像は残ってます。
上の写真には「カレーの市民」と「考える人」が写っています。「考える人」はわたしのバッグの下あたりに小さく。
ここは原則写真撮影OKです。
有名どころは前にご紹介しているので、今回は渋めの作品をいくつかご紹介しますね。
19世紀末のデンマークの画家、ヴィルヘルム・ハンマースホイの「ピアノを弾く妻イーダのいる室内」。この人は妻の後姿をよく描くようですが、正面に問題でもあったんですかね。その頭の上には絵が掛かっています。絵の中の絵。
撮影OKとは言っても、展示室内では自撮りしにくいので休憩スペースで一枚。
17世紀フィレンツェを代表する画家、カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」は衣服のブルーが印象的。
使われた絵具の分析結果、真ん中上のほうのラピスラズリ原石から採れた純度の高いウルトラマリンブルーだそうです。
これはルーベンスの「豊穣」という作品。
ユベール・ロベールの「マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観」という長いタイトルの作品。
トラヤヌスといえば、高校の世界史の授業で、ローマ帝国で最大の領地を持った皇帝は?と先生が訊いたときに、間髪入れずに「トラヤヌス」と答えた同級生がいて、みんなビックリしてトラヤヌスを覚えました。その日から彼のあだ名はトラヤヌス。
見学を終わってロビーに出てきたところ。
無料だからもっと混むかと思いましたが、それほどではありませんでした。
ロビーのイスに腰かけたら、座面に角度が付いていて思いのほか深くなってビックリしました。