こんにちは。
一恵@リアルタイムです。
わたしの旅行記が続いたあとですが、またツアーのお話。でも、こちらのツアーは出国時と再入国時で肉体的な性別が違っているというツアーです。
だいぶ前にご紹介した能町みね子さんの「オカマだけどOLやってます。完全版」のつづき。(→ 254.5 オカマだけどOLやってます。完全版 )
最近、彼女をテレビで見ることもありますね。
本もたくさん出してるし、いつの間にやら、すごいなあ。
前作が「ではタイに行ってきます」というところで終わっていたので、これはその後のタイでの入院手術体験記です。ブログのときも読んでいたんですが、本になってまとまるとわかりやすいですね。
例の如く、脱力系イラストと肩の凝らない語り口で楽しそうではありますが、結構すごいことになってます。
全然順調じゃなかったんですね。
大変な目にあったというか、思わぬアクシデントに翻弄されたというか、お疲れ様でした。
この方、わたしと同じで、伏字がキライなので、ストレートに尚且つリアルな表現をしてくれているので、細かいところまでよくわかります。
術後初めて自分の穴と対面したときの衝撃とか、もう無くなったはずの器官に力を入れると全然予想しないところが動いたり。
女になってからのオシッコの話なんかは面白かったです。
慣れるまではどうやって出すのか力の入れ具合がわからないだけでなく、尿意そのものがよくわからないだとか、出たら出たで思ってもいないところから出るし、結構自由奔放だったり。不思議なような、でもなるほどと納得したり。
病院ではノーパンで病衣を着ていたので、久しぶりにパンツをはいたら「あ、なくなった・・・・・・」というのをかなり実感したそうです。
そのほか出会った人たちやタイの食べ物や見たものについても細かい観察力で紹介してくれていて、タイトル通り、タイで性転換手術を受けるとこんな感じというのがよくわかります。
わたしの手術もここでしようかな、なんて、言ってみただけ。
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