世界遺産の知床、知床五湖というのは富士五湖のような名前(山中湖、河口湖、本栖湖、西湖、精進湖)がついていなくて、1湖、2湖から5湖まで番号の名前が付いています。なんと安易な。

 もっとも湖というより池と言ったほうがいいような大きさなんですけどね。

 世界遺産の自然をどうやって維持しつつ、観光客に見せているのかと思ったら、うまいやり方があるなあと感心しました。

 

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 木造のデッキが長~~く続いてるんです。
このデッキへはいつでも誰でも行くことができますが、1湖のところまでしか行けません。

 

 一方、地上の遊歩道もあって、こちらは全部の湖を見ることができるんですが、有料でレクチャーを受けてから散策するか、ガイドツアーに参加することになります。

 そして、地上遊歩道の終わりのところが高架木道につながっていて高架木道を通って帰ってくるようになっています。この遊歩道と高架木道をつなぐ階段は一方通行で、木道から遊歩道に下りていくことはできません。

 地上遊歩道については、季節によってやり方が変わって、ヒグマの活動期にはガイドツアー、植生保護期にはレクチャーを受けて散策、時期によっては無料で自由散策できるときもあるようです。逆に真冬は閉鎖されて入ることができません。

 今回は手続きのいらない高架木道を端まで行って帰って来ます。それでも往復1.6kmありますからそこそこ歩きではあります。でも、眺めが最高。

 お天気にも恵まれましたが、風が気持ち良くて、大自然の中を歩くのが爽快です。

 

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 遠くまで見渡せて、雄大。
木道の下には電線が張ってあってヒグマが登って来れないようになっています。

 

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 この木道の端のところの展望台からは1湖が目の前。

 

 写真では、自分の周りに360度広がっている、あの広大さは全然伝わらないですね。風も感じられないし、爽快さが伝わらないのが残念。