こんにちは。

一恵@リアルタイムです。

 

 今回はかなり古い映画について。(ン十年前かな?)

 

 多分当時高校生だったわたしにとって、テレビの深夜枠で見たこの映画はショッキングでした。ストーリーそのものはもちろん、男の俳優さんが性転換して女になっていく過程を演じてるんですから。女装の上を行く展開ですよ。

 

 そのシチュエーションに憧れめいたドキドキ感を感じている自分に戸惑いながら、何か後ろめたいような気がしていました。自分でもどうしてこういうのを見たいのか理由がわからなくて恥ずかしくて。そして、女を演じることができる男優さんがやたらとうらやましくって。

 

 映画のタイトルはクリスティーナ・ジョーゲンセン物語。後に華麗なる変身という邦題が付いたようです。これは実話を基にした映画で、アメリカ初(というか世界初)の性転換した元兵士のお話。

 

 演じた俳優さんはオーディションに受かったときに、こういう役柄ということは知らないで、内容を知った時は随分悩んだようです。正面から顔半分が男でもう半分が女のポスターが印象的でした。

 

ChristineJorgensen01

 

 ストーリーとしては、女っぽくて自分が男であることに違和感を持っているGIが、性と腺について書かれた論文かなんかをたよりに、手術してくれそうなデンマークの博士にたどり着き、手術に至るという話です。

 

 選ばれただけあって整った顔立ちの俳優さんですからきれいなのですが、ワンピースを着た肩幅の広さに男を感じてしまって気になっていたことを覚えています。あれじゃあ、女装の男だってバレてしまうんじゃないかな。

 

 本人がデンマークで手術を受けてアメリカに帰ってきた時にセンセーショナルに取り上げられて、一躍時の人となってしまったらしいです。その後、トランスセクシャルのスポークスマン的な活動をして、ショーに出てたりもしたみたいです。たしか20年くらい前に亡くなったはず。

 

 

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本人はさすがに映画より女らしい

 

 

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自伝も出してます