自信をなくしてしまったその晩、たまたまインターネットでカミングアウトしたばかりの人のサイトを見つけてびっくりしました。年代は似たようなものなのですが、きれいな女らしい写真が一杯あって、そのためのメイクやら、写真を撮る際の技術的な研究、理論がすごい。
ここまで考えてやるから、こんなきれいに見えるんだと感心すると同時に、自分のいい加減さがいやになっちゃいました。面白いのは、この人はまだいわゆるデビュー前で、部屋の中でだけ女装しているようです。
それに引替え、私の方は未熟な自己流のメイクでさっさとデビューしちゃっている。理論派に対して実践派といえばカッコいいのですが、気分次第の成り行き任せで恥ずかしい。
これだとバレてしまっても仕方ないなあと自信がなくなってしまいました。まずは部屋の中でもっと理論に裏打ちされた練習をしないとデビューなどおこがましいという心境です。
ただ、写真を撮るだけなら理論でかなりの改善はできるでしょうが、外出してバレるかどうかは、見た目そのものより、態度とか立ち居振舞いがキーではないかと思っています。そのためには、外での実践というか、心理的余裕、早い話が「慣れ」が必要なように思います。
ということで、もう少し理論的に家の中で練習しながら、時々は外へ出かけて慣らしていくという両面作戦で行くことにしましょうか。