こんにちは。
一恵@リアルタイムです。
春スキーの途中ですが、忘れないうちに、ということで割り込み。
冥王星が惑星から矮小惑星に格下げになったというニュースで、「プルートで朝食を」という映画を思い出しました。プルートというのは冥王星のこと。
この夏、ひっそりと上映されていたアイルランドの映画ですが、性同一性障害の若者を真正面から描いたものです。ストーリーについては他の方に任せて、ここではこういう映画の主人公の見た目中心にご報告したいと思います。
主人公のキトゥンを演じていたのがキリアン・マーフィーという男優です。最初はきれいな男の子、ちょっと女っぽいやつみたいな感じだったんですが、最後の方、歓楽街で働くようになってから、また父親や母親に会うあたりから、すごく女らしくなって、きれいになっていくんですね。
体型やなんかも補正してるんでしょうが、さすがプロのメイクやスタイリストが本気で女を作り上げるとここまできれいになるのかと感心しました。もちろん、俳優さん自身も美形ですし、演技の力もあると思います。お金と技術がかかっているから、私のような素人とはレベルが違います。
この俳優さん、前にシナリオを読んでいて、しばらく棚上げになっていたのを、あと2年もしたら自分が若くなくなって撮れなくなってしまうと、監督を焚きつけて撮影に入ったそうですから、なかなかのなりきり振りです。
映画の中で男性が女装しているものは他にもたくさんあって、特にコメディ系はたくさんあります。
でも、きれいなのはシリアス系です。この映画の主人公もきれいでしたが、私が今まで観た映画できれいだったのは、あの「クライング・ゲーム」で美容師兼酒場の歌手をやったジェイ・デビットソンと「フリービーとビーン大乱戦」の殺し屋のお姉さんをやったクリストファー・モーレイ。この映画そのものはコメディ系ですが、彼女の出方はシリアスでしたからね。
他の映画についてはまたの機会にご紹介しますね。
あ、この「プルートで朝食を」の監督は「クライング・ゲーム」を作ったニール・ジョーダンという人で、どうりで「女装」と爆弾テロで有名な「IRA」が出てくると思った。
次回はまた春スキーに戻ります。