こんにちは。
一恵@リアルタイムです。
ご心配おかけしました。また、励ましのメッセージ、コメントありがとうございました。
ようやく、飛行機話に戻ります。
わたしがどうして飛行機の免許を取ろうと思ったかというと、友人に釣られたというか、ハメられたというか、引っ掛けられたというか(英語でいうところのhooked、うまい訳語が出てこない)、結局、(飛行機に)乗せられたからなんですね。
わたしがアメリカに住んでいた頃、アメリカ人の若者で友人のトロイ君とメキシカン・レストランで食事をしていたとき、話題が博物館の話になったんですよ。それもワシントンのスミソニアンの話。
行った方ならわかると思いますが、ここには世界屈指の博物館やら美術館がズラーッと並んでいるところ。日本で言えば上野公園を大規模にしたという感じの、博物館好きにとっては堪らない場所です。
どの博物館が好きかという話になって、もともと飛行機好きだったわたしは迷うことなく、航空宇宙博物館と言ったところ、彼も同じ。
「へえー、レイチェルも飛行機が好きなんだ。」
「うん。近所の飛行場の航空ショーも毎年観に行ってるよ。」
「ぼくもだよ。たまたま会わなかっただけか。」
あ、わたし、アメリカではRachel(レイチェル)で通っています。
Rachel Ichie Yamanaです。
そこからです。彼の言葉にビックリ。
「それじゃあ、今度乗せてあげるよ。」
「えっ、どういうこと?」
「パイロットの免許、持ってる。」
「えーっ、ほんと~? どうして、どうして?」
と、コーフンしながらうろたえるわたし。
当時はアメリカの事情を良く知らなかったんですが、自家用機の免許を取ることはそんなに珍しいことではなくて、日本で大型バイクの免許を取るくらいの感覚みたいです。
それで、彼の父親が免許を持っていて、子供の頃から飛行機に乗って慣れ親しんでいたので、自分も当たり前のように、学生のときに取ったのだとか。
が、がくせいのとき~?
わたしは思わず、訊いてしまいました。
「ね、わたしにも、取れるかな。」