そもそも、人間の魅力というのは、キャラクターそのものの面白さに左右されるのは当たり前としても、その中身が外見の感じと全く違うと、魅力がまた、倍増します。
どんくさそうでつまらなそうな人が実はすごく鋭くてやり手だったりとか、ミーハーの可愛いだけと思ってた娘が実はすごくしっかりしてるとか、いい意味で期待を裏切られるのっていいですよね。
だから、一恵もそうしたくて、不倫させちゃいましたが、これはいい方向ではなくて悪い方向ですね。この場合は魅力倍増というより、失望発生かもしれませんねー。その分挽回すべく、キャラクターで頑張ってもらいましょう。
まず、見た目はどう見えるのかというのがないと、期待の裏切りようもありませんから、一恵の見た目はどうか考えてみましょう。
自分でいうのもおこがましいですが、美人じゃないけれども、超ブスでもないでしょ。十人並みというか、極めて普通。昔々初めて女装した私を見て友達が言ったのは、「こういうコいるいる。」ですから、悔しいけれどたいしたことないんですね。
逆に、これが外出の時は目立たなくてパスしやすくなっているんじゃないかな。スゴイ美人でも、すごいブスでも注目を集めてしまって、バレる確率が高くなってしまいますから、そういう意味では助かっているわけです。
でも美人にはなれなくても、せめて自分としてはイイ女にはなりたいですね。
見た目は平凡、顔立ちもメリハリがなくてはっきりしていない感じですから、印象としてはおとなしそうに見えると思います。すぐ忘れられちゃいそうな顔かも。
かといって、化粧の濃いのはあまり好きじゃありませんから、化粧をしてもナチュラル派で目立たない。だから、どこにでもいるフツーの女の子を演じればいいんですが、それだけでは面白くありません。キャラクターは思いっきりフツーじゃなくしてしまいましょう。
憧れは、中国映画「臥虎蔵龍」（邦題：グリーン・ディスティニー）の章子怡（Zhang Ziyi）みたいな、一見おとなしそうで華奢な美少女が、気性が激しいだけでなく、やたら強くて空まで飛んじゃうというやつ。カッコ良かったなあ。まあ、向こうは美少女ということで出発点が大きく違いますので、意外性という点から勝負するしかありません。
結構男っぽい性格というか、男のやるようなことをこなしちゃうほど活発で、かつ女の色気もあるのがいいなぁ。
ルパン三世の峰不二子みたいですが、あんな色気は無理にしても、せめてあの行動力は見習うことにしましょう。
