もう既にショッピングが楽しみというのは、別人格が始まっているようなものかもしれません。モードの時はそんなことを思いもしませんが、女モードの時はなぜか自分の身に着けるもの欲しくなるんです。

 

どうしてかは説明が付きませんが、「だって、女の子だもん。」気分になってしまうとでも言った方がわかりやすいかもしれません。

 

実際、女の人がショッピングという時は、主に、衣類や装飾品、化粧品といったいわゆる自分のファッションためのショッピングのことでしょう。八百屋に行ったり、本屋に行くのをショッピングとは言いませんよね。

 

いわゆるウィンドウ・ショッピングで、買わなくたって、いろいろ見て歩くのが楽しい、試着してみるのが楽しい、ストレス解消になるという話もよく聞きます。

 

もちろん、私の場合は、あまり着るものを持っていないので揃えたいということでもあるのですが、それを選ぶ過程が楽しい、いろいろな服を見てどれが気に入ったとか、似合いそうかとか考えるのが楽しいだろうなあという、今までには経験したことのない気持ちが湧いてきています。

 

うれしいような、こわいような、でも、素直に自分の着たいものを探せる女の子っていいなあという一種羨望のような気持ちです。パスできる自信がついたら、真っ先にやりたいのが、この「お買い物」です。

 

男の衣類を買う時は、買うものを決めて行って、あれば買ってオシマイ。せいぜい、予算と大きさが合うかをチェックするくらいで時間もかけなければワクワクもしない。

 

もっとも、男物はそれだけバラエティに乏しいということも事実ですが、それよりも、男というだけでせいぜいこぎれいな格好なら問題なしで、おしゃれという言葉が自分の守備範囲外だったということに気付きました。

 

あ、この服着てみたいなんて思ったことありませんでした。今の若い人やおしゃれな人は男でもファッションに敏感でそういうことを楽しんでいる人はいるでしょうが、少なくとも私の場合は今までそんなこと考えもしませんでした。

 

お店の数だって、売り場面積だって女性向の方が圧倒的に多いし。そう思ってよく見るとデパートとか、ショッピングモールというのは女性向けにできているといっても過言ではありません。そんな今までは用もなく気にもしなかったものが、女になっただけで急に全部自分の買い物の対象になるわけですから面白いものです。

 

 

の買い物の違い>

(Gapでズボンを買う時の時間と費用と経路)
Gap

男:6分、33ドル

女:3時間26分、876ドル