練習を始めた頃のいくつか違う服装のパターンをご紹介しましたが、実は、当時はこの4種類しか服装のパターンがありませんでした。あんまり、衣装をもってなかった。ところが、わずか4パターンでも、それぞれの服装をした時の気分が違います。これは意外でした。
女装することで、女になった自分の別人格のようなものが出てくるのかと予想していたのですが、人格そのものはほとんど変わりませんでした。ただ、気分が全然違うというか、性別と一緒に年齢そのものも違ってしまう感じです。
服装ごとに設定が違うといったらいいかな。別に意識してそういう服を揃えたわけではなく、それを着てみたら自然にそういう気分・設定になっちゃったということです。女装関係のホームページでよく出てくる「女モード」というのはこういうことだったんですね。
具体的にいうと、
ワンピースの時は、休日の女子大生。21歳。夢見る乙女。
Tシャツ/ロングスカートの時は、若奥さん。30歳。控えめでつつましやか。
ブラウス/タイトスカートの時は、OL。26歳。性格は男っぽくてテキパキしてる。
キャミソール/ジーンズの時は、高校生。18歳。もう、キャピキャピ。
の気分です。え、若すぎるって?あくまで、気分の問題ですから固いこと言わないの。
性別のみならず、年齢まで超越できるという一粒で二度おいしいというお得な気分。女の子としての若い年代を追体験しているとも言えるかもしれません。
そして、服装に応じてなんとなく行動とか態度とか仕種が変わってくるから不思議です。やることによって服装を変えたらはかどることは間違いありません。
料理の時は奥さんにやらせて、決して高校生にやらせてはいけません。仕事するんだったらOLにさせる。読書するなら女子大生。今時の女子大生が読書するか疑問ではありますが。高校生には何をやらせましょうか。宿題でもやらせとくしかないかな。
まあ、いずれにせよ、女らしい仕種の練習にはなるようです。スカートの時はあぐらかいたりしませんから。ジーンズの時はあぐらをかくことがありますが、女らしく(女の子っぽく)あぐらをかくのは難しい技術です。内面から女の子になりきらないと無理かもしれません。
あ~、体型が なんと男らしい
さらに、付き合いたいとか、襲いたいとか思った時も、女子高生・女子大生・OL・若妻とフルラインナップが揃っていれば、不自由しませんよね。なんて、また変態になってきた。
世の中では女装すること自体が変態といえるかもしてませんが、私にとっては、女の子になることが変態ではなくて、それを襲うオヤジが変態なんですけどね。それを同時にやるから結局は変態か。
あんまり長い時間継続したことがないので、気分がどれぐらい続くものなのかは私にもよくわかりません。それにしても、ジーンズの時が一番自分らしいと感じるということは、私の精神年齢はまだ18歳ということなんでしょうか。ガーン。自分の息子より若い。
若いつもりでこんなカッコ
かくして、本格的デビューに向けての本格的練習は日夜続くのでありました、でもないか。時々集中的に行なわれるのでありました。本格的というのは、上から下まで女物で、お化粧もしてということですから、そんなにしょっちゅうできるものではありません。
さて、本格的にデビューするとしたら、どれが一番安全かなあ。実年齢及び体形の問題から、自分の好きな女子高生と女子大生はあきらめています。ジーンズにTシャツかトレーナーを組み合わせるという手もあるかも。
でも、それにはまだまだ修行が足りないからスカートの方が無難かな。などと悩んでおりますが、よくよく考えたら寒い季節に対応できるものを何も持っていないことに気が付きました。
ということは季節に合わせた服を買い揃えなくちゃいけないわけで、「ショッピングが楽しみだわ。」の気分と言いたいところですが、現実はなかなか厳しいです。