昨年書いたエッセイが『ベスト・エッセイ2024』(光村図書出版刊)に収録されました! | 化粧の日本史ブログ by Yamamura

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◆近年、する人が増えてきた男性メイクに関するエッセイです!

 

こんにちは、山村です!

 

昨年3月、講談社の文芸誌

「群像」4月号に寄稿したエッセイが、

6月24日発売の、日本文藝家協会編

『ベスト・エッセイ 2024』

(光村図書出版刊)に収録されました。

 

エッセイのタイトルは

「男性と化粧の50年」。

 

 

内容については、去年のブログで、

簡単に紹介しています。

 

 

メンズメイクについて、

私が気になっているのは

「見だしなみ」という言葉。

 

「メンズメイクは身だしなみの一環」

「メンズメイクは身だしなみのひとつ」

など、男性メイクを勧める人たちが、

必ずといっていいほど使うのが

「身だしなみ」という言葉です。

 

メンズメイクを手っ取り早く肯定するのに、

これほど便利な言葉はありません。

 

その一方で「身だしなみ」という言葉は、

多様性を束縛するキーワードにもなり得ます。

 

たとえば、

身だしなみだから化粧するのはあたりまえ、

 

あるいは、

身だしなみだから濃い化粧はNG!とか、

身だしなみだからピアスや金髪は禁止

などなど。

 

エッセイでは、

男性の化粧の50年の変遷とともに、

「身だしなみ」という言葉と男性メイク

について感じたことを書いています。

 

この『ベスト・エッセイ 2024』は、

昨年、新聞や雑誌に発表されたエッセイの中から、

約80編を選んだもの。

テーマもさまざま、十人十色のエッセイ集です。

 

林真理子さん、角田光代さん、

宮部みゆきさんなど、

有名作家のエッセイも多く収録されています。

 

興味のある方は、

ぜひ一度ご覧になってください。

 

次回は、7月10日頃更新予定。