昭和40年代のヘアメイク。立体メイクと強めのパーマは当時のトレンドでした! | 化粧の日本史ブログ by Yamamura

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◆つけまつ毛とノーズシャドウに注目!パーマヘアも今とは違います。

 

こんにちは、山村です!

 

今回は、昭和40年代の

ヘアメイクとファッションについて。

 

昭和40年代のアイメイクについては、

下記の2018年5月のブログでとりあげましたが、

今回は、アイメイク以外にも注目してみましたビックリマーク

 

 

 

下の写真は、昭和44年(1969)

「家庭全科」1月号(部分)。

表紙モデルは小泉一十三

(こいずみひとみ)さん。

 

当時は、彼女のような

西洋人っぽい立体感のある顔だちが、

女性たちのあこがれでした。

 

 

彼女のファッションは、

典型的な昭和40年代のマダムのスタイルです。

 

若い女性の間では、

ストレートのロングヘアや、

ツイッギーのようなショートヘアも

流行していましたが、

ミセスになると、パーマヘアが多かったですねビックリマーク

 

当時のパーマは、ウェーブをしっかり出した

盛りヘアが主流!!

頭にボリューム感があるんです爆  笑

 

写真のメイクは、

上下につけまつ毛をつけたアイメイクと、

鼻筋に入れたノーズシャドウが特徴的ですビックリマーク

 

ここまで通った鼻筋でも、

さらに影ができるように

ノーズシャドウを入れるのは、

昭和40年代のメイクではよくみられます。

 

昭和50年代になると、

ナチュラルメイクが注目され、

徐々に変化していきますが、

50年代になっても、しばらくは、

この傾向が続いていました。

 

ファッションにも注目!!

動物愛護の観点から有名ブランドでも

毛皮を使用をしなくなった今と違って、

昭和40年代は、ミンクやフォックスなどの

ファーコートを身に着けるのが、

セレブな女性のおしゃれでした札束

 

ゴージャスなファーコートもヘアメイクも、

どれもが昭和40年代の時代感を

よく表わしているといえるでしょうドキドキ

 

参考までに、下の写真は、同じ雑誌から、

当時流行していた、

ヘアピースを使ったおしゃれな髪型音譜

アップスタイルのシニヨンに、

さらにカールした毛束の

ヘアピースを載せています。

 

タイトルは「小さなまげのおしゃれ」ですが、

今の視点で見ると、

「そのまげ、大きいよね」と思いませんかはてなマーク

 

 

注目してほしいのは

しっかり描かれたアイラインとつけまつ毛ビックリマーク

特につけまつ毛は、

ボールペンが載りそうなほど、密ですびっくり

しかし、これが昭和40年代前半の

トレンドメイクだったのです。

 

おしゃれにはバランス感覚が必要ですが、

ボリューム感のあるヘアスタイルに負けない

強いアイメイクは、

総合的に見ると、

それなりにバランスがとれています。

 

ファッションは時代によって変わります。

 

この写真が撮られたのは、今から約50年前。

日本女性のヘアメイクは、

まだまだ発展途上だったのでしたニコニコ

 

次回は、11月30日頃更新予定。