◆唇の美意識は平成30年の間に大きく変化した!
こんにちは、山村です!
Webマガジン「.&cosme(.アンドコスメ)」に連載中のコラム、
「キレイの歴史」が更新されました。
今回のタイトルは、
「江戸のおちょぼ口、平成のふっくらリップ、令和は…!? 時代変われば美人も変わる。」
日本では昭和末期までの長い間、唇の美意識は「小さめがよし」とされていました。
たとえば江戸時代の美容書『都風俗化粧伝』を見ると、
大きな口を小さく見せるテクニックが記されているのですが、
その描き方は、唇の2、3割内側に紅をつけるという風に、かなり小さめです
江戸時代に儒教の価値観では、女性は男性に従うもので、
十代後半で結婚して、夫や義父母に仕え、子どもを産み育てるのが女の花道
そんな社会では、清純で従順そうに見える小さな口の方が、
男ウケしたのでしょうね
こうした美意識は、戦後もずっと続いていて、
昭和時代の女性誌のメイク特集でも、
基本は「大きな口、厚い唇は欠点だから、メイクで小さく修整しましょう」という論調でした
もちろん、女性たちも、そうした美意識に支配されていて、
私も含めて、小さな口の方が可愛いと思い込んでいたのです。
それが平成になると、
ハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーのような、
厚いたらこリップでも魅力的と言われるように
日本人では井川遥さんや石原さとみさんなどが、
肉感的なふっくらリップの持ち主として、今や人気ですよね
平成の30年の間に、唇の美意識はかなり変わりました。
ここまで変わるとは
というのが化粧文化をずっと研究してきた私の実感です。
詳しくは、下記のURL「キレイの歴史」をご覧ください
https://andcosme.net/makeup/post-5352/
次回は10月23日頃更新予定。