
写メは内容とはあまり関係ありませんが、長崎市の湊公園の小さな池を囲む珍しい石です。気の遠くなるような長い時間をかけて自然が自然に作った作品でしょう。
授業のネタを探していて、いろんな時代や地域の平均寿命を調べたコトがあります。
正確な数字は思い出せませんが、江戸時代より前の日本人の平均寿命は20代であったり30代だったりと意外と短いモノでした。
江戸時代は統計がすぐれていたためか、農民とそれ以外の人々との平均寿命の比較なんて数字も知るコトができます。単純に、農民は都市部で暮らす人々と比べて10才ぐらい平均寿命が短いです。過酷な労働や都市部より医療を受ける機会が少ないコトが要因でしょう。いわゆる「間引き」や姨捨山のように食い扶持を減らさざるを得ない悲しい話や、凶作の時のすさまじい飢餓などを考えるとナットクの数字です。
現代でも、アフリカのどこかの国では平均寿命が30代後半です。
今の日本人の平均寿命が高いのはいろいろな要因があるでしょうけど、一言でいえば恵まれている訳です。過去の日本や今のアフリカのどこかの国では死んでいてもおかしくない年齢を生きている訳です。
オマケの人生、というと変ですが、医療とか恵まれた栄養状態のおかげで死なずに済んでいるだけの年齢に今さしかかっているのだと思います。
死んでいてもおかしくない年齢だと思えば、もう意味不明に苦しすぎる病気が出てきてもおかしくないですし、かつての日本人では体験し得なかった病気がイロイロ出てきても不思議ではありません。医学が進歩してソレを治せる場合もあるでしょうけど。勝手な想像ですが、落馬の後に亡くなった源頼朝は、落馬直後は「脳脊髄液減少症」の診断が現代ならついたかもしれません。しかし源頼朝は将軍様だけどブラッドパッチは受けられません。
話がそれまくりますが、チェルノブイリの周辺住民は、原発事故の前と比較して20歳も平均寿命が短くなっています。20年も人生を切り捨てるのが放射能の恐ろしさです。今のニンゲンの稚拙な技術・設備では扱うべき資格は無いと思います。