まぁ、今のトコロはこんな感じですね。まだまだカタチは模索中です。
ただ、カタチだけ追うのもどうだろうか?という気もしています。どーゆーコトかと申しますと、なかなか苦戦している口のカタチを例えにしますと、下クチビルは筋肉によってグッと持ち上げられ、上クチビルを押し上げている感じがするのです。普段からこうなのか、写真を撮る際にこうしただけなのか…この下クチビルを持ち上げている筋肉は剣術修行で鍛えられたのだろうか…それとも近眼で目を細める動きに連動したモノなのか…等々とイロイロ考えつつ作っております。ニジマス。
下クチビルの話で思い出しましたが「竜馬がゆく」の中で、岩崎弥太郎の人相を説明する際に「下クチビル(アゴ?)が上にガチ上がった」ようだ、と書いてあった覚えがありますが、司馬遼太郎のこういう表現は笑えます(笑)岩崎弥太郎の登場シーンはナゼか笑っちゃうんです、山もっティは(笑)
龍馬サンはガチ上がった、とまでは行かないようですが、口がトンがっていると思っていたのは、下クチビルが上クチビルを押し上げている状態がそう見えたのでしょう。
筋肉で言うと、顔の筋肉群もかなりゴツいですが、首の筋群、特に胸鎖乳突筋がたくましい感じがしています。コレも剣術修行の成果ですかね?
筋骨を把握して作品を作ろうとした彫刻家、平櫛田中を見習わねば…と思っております。
あと、作品作りにおいては、「木を見て森を見ず」になってはいけない、と高校の美術部で部長だった水見君から教えられたコトです。つまり、アタマのてっぺんを鉛筆で描いていても、常に全体を見て、全体の中の位置や割合?を見失わない…ん~言葉にすれば難しいですがそーゆーコトです。
山もっティは龍馬像に関しては特にコレがキチンと出来ていません。
ナゼか?!
実は龍馬サンの場合、「木を見て森を見ず」と言う以前に、「木が…いや、ケが生えていない…」という部分があり、あまりジロジロ見ないよう、気をつかってしまうからです(爆)
広いオデコか、はたまた、かつての地肌だったトコロか…山もっティはなるべく目を逸らせてしまうんですが、目を逸らされた方がかえってショックだったらどうしようとも考えるので悩みドコロです(笑)
龍馬サンのアタマのてっぺんに関しては、「梅毒のためにハゲあがっていた」とか誰か証言してましたが、コレはどうなんでしょうかね?(笑)
幕末にアメリカから来たハリスは、現代の医師が写真を見て「塩分の摂りすぎで血圧も高い」と診断したとか聞きますが、龍馬サンの写真も診断してみたらどうなんでしょうかね?(笑)
そのハリスですが、幕府の出して来る案に「NO!」と怒りながら反対したそうですが、怒りっぽいのは塩分の摂りすぎとも無関係では無さそうです(笑)
ハリスについては、親日家で普段は穏やかだったと何かに書いてあった気もしますし、どうなんでしょうかね?
龍馬像にはまだ課題が山積しています。
それは…
長崎で撮られた写真のモジャモジャとした後れ毛をどう表現するか?
さらに「オバQ」と呼ぶヒトもいる、あの三本の髪の筋をどう表現するか?
石膏型どりとかしたコトないけど、重すぎる今の状態で良いものかどうか?などなど…
後のコトまで考えると結構アタマが痛いです(苦笑)