避難場所でのお年寄りの死に関して… | 山もっティの独り言。

山もっティの独り言。

「被災地と共にある」

せっかく命が助かって、避難されていたお年寄りが亡くなったというニュースを聞きました。その方もそれ以外のお亡くなりになった方々のご冥福をまずお祈りいたします。
話を戻して、避難されていたそのお年寄りは体調が悪化されたそうです。避難所では、飲み水が無いため、トイレに行って水分を出すのを抑えるために、トイレを我慢されている方々が多いそうです。
水分が足りなくて体調が悪くなると言えば、脳脊髄液減少症を真っ先に思い出すのです。自分の身を以てその苦しさを知ってますから…。
亡くなった方がお年寄りだったとすると、「若い人に水を優先させよう」という気持ちがあったのかもしれません。長く生きた自分が死んで、その分の水や食料を未来ある若者に回そうという気持ちがあったのだとしたら本当に悲しい自己犠牲であり、現代の姨捨山のようです。
ちょっと考えすぎていたらスミマセン。
トイレを我慢する、という点でも思い出すコトがあります。阪神淡路大震災の時、トイレを…特に大きい方を我慢したコトで内臓が不調となり、それが原因で亡くなったと思われる方がたくさんいたという話を聞きました。それは、避難所にトイレが不足していても、マンホールにテントや段ボール箱でこしらえた「簡易トイレ」を設置した避難所が、死亡率が低かった、という話を聞いたからです。授業で震災のコトを扱う時、山もっティはなるべくこの話をします。成績やテストうんぬんより、イザという時の命が大事だからです。
とにかく、こういう我慢に「頑張って」とか言えません。被災地の方々が我慢しなくて済むよう、私たちが頑張る必要がありますね。