ルワンダ・コーヒー | 山もっティの独り言。

山もっティの独り言。

「被災地と共にある」

今日は早起きしてカイロプラクティックに行き,

仕事は夜中までだったので,早く寝る予定でした。


しかし,NHKの夜の番組が興味深いモノが多く,

まだ起きとります(笑)


その1つが,タイトルにも書いた,アフリカのルワンダ

に関する番組です。


ルワンダと言えば,20年ほど前に民族間の紛争が

起きた国です。


こんな風に書くと( ̄- ̄)フーンよく聞く話ね,と

簡単に済ませてしまいがちですが,現実は恐ろしい

ものです。何せ,同じルワンダ人のフツ族とツチ族

などが,ナタを持って切り殺し合ったのですから(汗)


ここで言うナタは,日本のそれとは違って,ヤシの実

とかをバカッと割ったりするのに使う刀のようなナタ

です。


山もっティも,アフリカの民族紛争というのはよくある

話だと思っていましたが,80万~100万もの人々が

ナタで虐殺されたという,そのあまりにも多すぎる

犠牲者の数にまず驚きます。九州で言えば佐賀県

に住んでいる人々と同じぐらいの人々がわずか

3ヶ月ほどで虐殺された訳です。


山もっティも,ニュースなどで見ているうちには

あまりこの民族紛争についてよく理解していません

でした。「ホテル・ルワンダ」という映画作品のDVD

を見て,ようやくこの民族紛争の内容をハッキリと

理解できたような気がします。


昔は仲よく共に暮らしていたフツ族とツチ族が

どうして憎み合うようになったのか…それは

ベルギーの植民地支配がキッカケでした。


さて,NHKの番組に戻りますが,ツチ族の男性が

フツ族とツチ族が共同でコーヒーの農園・工場など

を作って海外に輸出しましょう,という内容です。


ただ,ナタで虐殺したり,それに反撃するため

戦い合った過去がありますから,お互いに信用

するコトがまず難しいのです。


山もっティも,悲しい虐殺があったルワンダが

早く復興するためにはコーヒーがいいと思って

いましたし,「千の丘の国」とも呼ばれ,マウンテン

ゴリラが住み,標高1,600~2,000メートルの

高地で作られるコーヒーは美味そうで,コーヒー

好きとしては飲んでみたい気がしていたのです。

現実はそう甘くはないのです。


NHKの番組でのコーヒー農園では,何とか交渉も

うまく行き,海外向けのコーヒーが作られるようです。


隣人からナタで虐殺されるかもしれないという恐怖

というのは想像ができません…。ルワンダでは解決

しつつあるフツ族とツチ族の紛争は隣国のコンゴでは

まだ続いている。こちらも早く解決に向かって欲しい

所です。


この番組のラストに流れたルワンダの歌は,標高が

高い「千の丘の国」と呼ばれた高い山々に堂々と

響き渡る感じのする印象深いものでした。まだ飲んだ

事が無いルワンダのコーヒーも,おそらくこの歌の

ように澄み渡った味がするだろうと勝手に想像して

います。