私大医学部を目指している人へ①
私大医学部受験はとても人気があるため,
1次試験に合格するだけでも大変です.
現役生は学校の勉強が中心になりますが,
学校で数学の授業がある場合,
ほとんどの高校が
入試用の問題集を授業中に解いていく形で,
国立理系・私立理系・私立医学部に対応するため,
国立向けの難しい問題や
さまざまなタイプの問題が含まれていて,
私立医学部に限定した教材と比べると
どうしてもポイントがずれます.
国立理系の勉強をしていれば
私立理系でも私立医学部でも対応できるはず
と思う現役生が多いのですが,
たとえば国立理系の数学は大体120分~150分
それに対して私大医学部の数学は50分~90分
が普通ですから,
私大医学部の数学の問題は
国立の問題のようにじっくり考えていくことがあまりありません.
どちらかというと
パッと見て解法を見抜くタイプが多く,
思考力よりも標準的な典型問題を学ぶ勉強が有効です.
なので山本数学教室では
私大医学部志望の人には
「私大医系数学特講」という講座があって,
徹底的に医学部の問題に限定して練習するようにしています.
これは駿台・代ゼミ・河合塾の教材が
「私大医学部クラスであってもテキストの問題は医学部に限らない」
という弊害を避けるためでもあって,
東京にある多くの医学部専門予備校の教材が
「医学部の問題に限定している」
という効率の良さを取り入れているからでもあります.