せんせー,学校の進度がピンチ | 山本先生

せんせー,学校の進度がピンチ

という高2で山本の塾に通っている子が

相談に来ました.

 

彼女は普段は

グループ制個別指導の授業を

週に2コマ取っていて,

そこではいつも

学校で教わったことを

傍用問題集を解きながらどんどん復習して,

わからない問題をすぐに山本に聞く

というスタイルの勉強をしています.

 

この勉強法は現役生にはとても有効で,

山本の塾で問題集を解くことがそのまま

定期テスト対策にもなるし,

わからないことはその場で確認できるので

毎週の学校の授業にしっかりついていけて,

学校の予習はほとんどしていませんが

毎回の定期テストの準備は

ほぼ完ぺきにできているのです.

(山本の塾にはこのタイプの女の子は多くて

なぜか男の子はこういう勉強が苦手です)

 

で,なにがピンチかというと

彼女は医学部を目指しているのですが

別の高校に通っている友達に聞くと,

ほとんどがすでに数Ⅲに入っていて

もうすぐ終わりかけていたり,

鉄緑会などのハイレベルな塾に通っていて

すでに受験勉強が始まっている.

それを知って突然焦りが出現したのです.

 

幸い彼女は学校の定期試験ではそれほど困っていないので,

「じゃあ個別指導8回で数Ⅱと数Ⅲの微積分を全部

終わらせてあげよう」

と約束をして数Ⅱの微積分からスタート.

 

教材は塾のオリジナルのものを使って

教科書や参考書・問題集は一切使わず,

プリントの問題だけできるようにするのが約束です.

 

ええっ,数Ⅲって難しいのに

そんなに短期間でできるようになるんですかと

みんな驚くんですが,

実際彼女は3月の土日に個別指導を8回行って,

数Ⅲの面積計算まで終了.

学校の傍用問題集にある問題ぐらいなら

自力で解けるところまで到達しました.

(速度と微分,区分求積は教えていません)

 

驚いたのは積分計算力で,

数Ⅲの積分計算はかなりの人が自信のないところですが

彼女は積分計算のテクニックが楽しかったようで,

「定期テストレベルじゃなくて

入試レベルの積分計算もやってみたいです」

と言い出したので,

国立大受験生用の「やや難しめな積分計算100」というのを

やらせることになりました.

 

数学は上手に教わると

難しいところがむしろ楽しくなります.

彼女の今の目標は

山本が得意な「瞬間置換積分」「瞬間部分積分」をマスターして

山本よりも早く積分できるようになることだそうな.

(なんか夏には負けそうな気がしてきた・・・)