ある私大医学部専門予備校の生徒から | 山本先生

ある私大医学部専門予備校の生徒から

数学が苦手なので

山本の塾で数学だけ鍛えてほしいという相談が来ました.

 

以前ブログの中で

私大医学部専門予備校の中には

良心的なところもあれば

そうでないところもあるという話を書きましたが,

彼女の行っている医学部予備校は

その中間ぐらいのところで

①数学が苦手な子が多く教材が少し易しめ

②教えてくれる先生たちは信頼できる人が多い

③数学が苦手な生徒に対し夜遅くまで課題を課し勉強させている

という状態で,

①教材が易しめ➡このテキストレベルで入試に対応できるか

③質問は受け付けてくれるが説明してくれる先生はあまり上手ではない

ため,彼女の希望は

山本に週2回マンツーマンで①③を補う授業をしてほしい

ということでした.

 

山本の塾に来る人はこのタイプの人がとても多いのですが,

週2回の個別指導を希望されるときは

水曜・土曜で行う➡予備校の数学があまり信頼できないとき

土曜・日曜に行う➡予備校の授業が信頼できるとき

のようにしたほうがいいとアドバイスしています.

 

皆さんの数学の力がかなり低くて

予備校の数学の授業もレベルが低い場合,

土日に山本が授業をしても

そこで身につけたセンスは

1週間の予備校の授業で失われることが多く

毎週土日に来ていただいてもなかなか結果に結びつきません.

不思議なもので水曜・土曜に分散させるだけで,

予備校で失われる数学のセンスがとても少なくなり,

山本の数学の考え方を吸収しやすいのです.

 

予備校の授業が信頼できるときは

山本が数学の基礎センスを身につけてあげる場面は少なくていいので,

全体的な基礎力の養成は予備校の授業に任せ,

山本は得点能力を上げるための得意分野の実力養成に全力があげられます.

 

相談に来た彼女の場合は

予備校の数学の授業には大体ついていけるのですが

本来数学がとても苦手で

実際の入試問題になるとほとんど手が出ないのが現状なので,

週2~3回月・水・金のように教えてあげるのが一番いいのですが,

予備校の時間割の関係でどうしても

山本数学教室に来られるのは土日しかないため,

水曜日の遅い時間帯のグループ個別を

山本が教えたセンスを忘れないためのテスト時間にあて,

土日はテーマ別の特訓でセンスを磨く方針にしました.

 

数学が苦手な人ほど

復習の仕方がとても下手で

予備校で1学期に教わったことを100%ものにできる人が少ないのですが,

予備校の教材というのは教えたことはできるようになっているのが前提で

同じ話は2度と出てきません.

なので予備校に居残りして

ひたすら数学の問題を解いているなんて言う勉強は

最初のうちは覚えているのですが,

量が増えてくるとしだいに前に習ったことを忘れ,

勉強がザルの状態になる人がとても多いのです.