塾や予備校の「安物買いの銭失い」つづきpart2

私大医学部予備校のご質問と同じぐらい多かったのが

「個別指導を受けさせたいが一般的な費用は」

「個別指導はどの程度効果があるの」

というご相談でした．

今は個別指導の塾というのがとても流行っていて，

以前のように各学年別に

中ぐらいの大きさの教室で

10～20名ぐらいの生徒の前で授業をするという

学校の授業スタイルを小さくしたような授業形式をする塾は

かなり少なくなっています．

もちろん少子化もあるでしょうが

一番の理由は

お父さんやお母さんが教育に熱心になられたことと，

子供にかける教育費が増えていることにあります．

当然個別指導を中心にする塾がどんどん増えてきますが

そうするとある問題点が生じます．

それは指導する先生の確保の問題です．

今は個別指導塾が乱立していますから，

どこも指導力のあるよい先生を集めたいのですが，

現実にはどの個別指導塾でも

人気のある実力講師はせいぜい２人ぐらいしかおらず，

あとは大学生や定年退職された先生方に頼ることになります．

「個別指導はどの程度効果があるの」という点では

実力講師に教えてもらえれば

短時間で飛躍的に伸びることが多いですが，

そうでない場合は僅かな効果で終わることがほとんどです．

山本の塾にも

あちらこちらで個別指導を経験されていて，

なかなか成果が上がらず

個別指導に懐疑的なご父兄や生徒さんがみえることがよくあります．

以前は大手予備校は個別指導をしていませんでしたが

今は代ゼミを中心として

積極的に個別指導を展開しています．

大手予備校の場合，

どの先生方も受験の世界では実力のある方が多く

さらに大手予備校で映像授業を担当される数人の先生方は

その予備校のトップであるだけでなく，

全国的にみてもトップレベルなので，

これらの先生方が個別指導を担当されるときは

小さな個別指導塾の指導料の倍ぐらいが金額設定されていて，

とても高額に映ります．

(代ゼミの場合プロ講師だと1回25000円ぐらいでしょうか．

大学生講師だとその半分ぐらいだと思いますが，

それでも一般の個別指導塾の大学生講師費用の2倍ぐらいですね)

とても高い費用ですが

代ゼミの個別指導はとても人気が高いそうです．

それは金額をおさえた個別指導塾で

何回も指導してもらって得られた結果よりも，

代ゼミの個別指導数回で得られる結果のほうがはるかに大きく，

安物買いの・・・になっていないことが一番の理由です．

山本の塾の個別指導料もだいたい代ゼミと同じぐらいですが，

さいわいなことに

多くの人たちがマンツーマンの個別指導を希望してくれます．

特に「私大医学部数学特訓」という48回の個別指導は

1回分が20000円を切るため，

他の私大医学部予備校に通っておられる方が

苦手な数学を何とかしたいという思いで利用されることが多いです．

山本は短期に集中して一気に数学力を上げていく指導が得意で，

進級が危ない生徒を３週間の特訓で定期テストをクリアーさせたり，

偏差値が３０の医学部受験生を２ヶ月で偏差値５０にしたり，

数Ⅲの微積を８回で基礎を固めたり，

数学力０の私立文系の生徒を３ヶ月で基礎をマスターさせたり，

というような指導をしています．