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近隣の豊橋創造大学にいる栄養士の先生にレシピをチェックしていただきながら、少しづつ美味しさの精度があがってきました。
フレーバーも、いくつかある候補の中から「メープル」「みそ」「豆乳きなこ」の3つに厳選。
こうして2015年、nanadecor × Fukushimura Cookies と称した限定コラボ企画が、生まれたのです。
その後も、本場フランスでも活躍するフレンチの松嶋啓介シェフや、独自の感性を光らせる「81」の永島健志シェフをはじめ、東京の有名レストランのパティシエやヴィーガンライフを実践されている方などにも試食して頂き、美味しさのブラッシュアップを継続。
僕らはさらに挑戦を続け、今年8月に開催した「さわらび会」の55周年記念式典に合わせ、新しいクッキーブランドを立ち上げました。
それが、
「幸せ」を届ける小さなクッキー
Handmade Vegan Cookies “felico” です
「メープル」「みそ」「豆乳きなこ」に加え、「ココア」「抹茶」「紫芋」を新たに追加。
そして、クッキーやパッケージのデザインも一新しました。
とても素敵なデザインに仕上げてくださったのは、デザイナーのAya Nodeki 氏と、クリエイティブディレクターの細田純平氏です。
このヴィーガンクッキーをブランド化するにあたり、彼らは何度も施設へ足を運んでくれ、議論を重ねながら、施設の仲間たちと一緒に新しいクッキーを作り上げてくださいました。
野出木さんは、こう話します。
「クッキー6種類をそれぞれ違う形にしたのは、楽しくてかわいいデザインというだけでなく、それぞれの個性を受け入れ合うというダイバーシティへの想いも込めています。
felicoというネーミングも、たくさん案を出したなかから選びました。これは、エスペラント語で『幸せ』という意味の単語にちなんだもの。
クッキーを食べる人にも、作っている施設のスタッフにも、幸せが広がったらいいなという願いを込めて……。
とにかくたくさんの想いが詰まったクッキーになりました」
このfelico は、障害者支援施設で作っているクッキーです。
しかし、僕が取り組むにあたって強く心がけていたことは、
「福祉施設が作っているから」
「障がい者の人たちの支援になるから」
ということだけで買ってもらうようなクオリティのものは絶対に作らないということです。
出来上がったものが良いか悪いか、食べて美味しいかどうか。
そこで判断してほしい。
つまり障害の有無を超えて、味やデザインで勝負したかったんです。
たまたま作っている人たちが、障害者だっただけということで。
美味しいクッキーを買って食べることが、誰かの支援に繋がっている。
それが、僕たちが考える「本当の共生社会」を作るきっかけになってほしいと思うからです。
お互いにそれぞれの役割を理解し、支え合いながら、自立して自由に生き、他の人の役に立つ働きができる環境をつくること。
「みんなの力で、みんなの幸せを」
そのきっかけとしてのfelicoになってくれたらこんなに嬉しいことはありません。
でも、本当は普通に「美味しい」「可愛い」「ほっこりする」って食べてもらえるだけで大満足なんですけどね。
ぜひこちらのウェブサイトを覗いてみてください。
http://felico.shop
そして明日は東京六本木にあるハリウッドビューティさんのイベントでFelicoブース出してます(^^)
お近くの方は是非お立ち寄りください!
■1月25日は美容記念日!Hollywood Beauty Fes開催概要
本質的な美と健康をテーマにトークショー、ブース出展など盛りだくさんです。
日時:2018年1月25日(木)15:00~20:00(最終入場19:30)
場所:ハリウッドホール(六本木ヒルズ ハリウッドビューティプラザ5階)
※入場無料
【特設Face book】https://www.facebook.com/beauty.anniversary